幕張メッセに集まるCO2技術の最前線
今年の10月2日から4日の期間、幕張メッセで「CCUS WORLD ~CO2の分離・回収・利用・貯蔵 技術展」が開催されます。このイベントは、スマートエネルギーWEEK【秋】の一環として新たに設定されたもので、地球温暖化の原因となるCO2をどのように効率的に管理するかに焦点を当てています。
CCUSの意義と技術の進展
CCUSとは、「Carbon Capture, Utilization, and Storage」の略で、人間の活動から排出されるCO2を捕集し、活用・貯蔵する技術を意味します。参加企業は、最先端技術と製品を持ち寄り、環境保護に貢献するための取り組みを紹介します。正確なCO2回収方法や、新たな利用法など、多岐にわたる情報を得ることができる貴重な機会です。
イベントの概要
「CCUS WORLD」では、約500社が出展予定、来場者数は4万2000人を見込んでいます。展示会の開催期間中、CO2分離・回収技術を中心に、さまざまな製品やサービスが披露される予定です。主要出展社には三菱重工業、IHI、積水化学などが名を連ねており、それぞれ独自の技術を発表します。
また、展示会と併せて、業界の専門家によるカンファレンスが開催され、最新の研究成果や技術動向についてのセミナーが予定されているため、訪れる人々は知識を深めるチャンスがあります。
展示される重要な技術
- - 三菱重工業のCO2回収技術:KM CDR ProcessやAdvanced KM CDR Processといった技術が披露され、効率的なCO2回収のソリューションが提案されます。
- - IHIのメタネーション技術:CO2を利用して新たな燃料を生成する方法についての展示が行われます。
- - 積水化学のCO2 to CO変換システム:CO2を一酸化炭素に変換する革新的な技術も見所です。
- - KRIの水素を使ったCO2捕集技術:再生可能エネルギーの観点からも注目です。
そうした展示の中には、株式会社寺田鉄工所の真空管式太陽熱集熱器「ソラリス」もあり、環境に優しいエネルギーソリューションの実現を目指しています。
来場登録と取材の申し込み
展示会場への入場には事前登録が必須です。特に報道関係者の場合、取材は事前登録が要求されます。登録ページから簡単に手続きを済ませることができるので、ぜひご確認ください。
各種情報や最新の展示内容については、公式ウェブサイトから常に確認可能です。
お問い合わせ先
スマートエネルギーWEEK事務局広報担当の志村様が各種質問に対応しておりどんな疑問にもお答えいたします。連絡先は、電話03-6739-4119、メールは
[email protected] です。
環境問題に関心がある方々の積極的な参加をお待ちしております。