熊本電気鉄道の路線バスで実証実験開始
熊本市内での公共交通機関として長い歴史を誇る熊本電気鉄道株式会社は、2025年2月1日から路線バスにおいて無料Wi-Fiサービスを提供する実証実験を始めます。このプロジェクトに協力するのは、北海道札幌市に本社を構える株式会社ファイバーゲート。ファイバーゲートは、全80両の路線バスに「Wi-Fi BUS®」を導入し、乗客が快適にインターネットを利用できる環境を整えます。
実証実験の背景
熊本電気鉄道は1923年からの運行以来、地域住民にとって欠かせない交通インフラの一部として、日々の移動を支えています。「地域とともに、地域住民のために」という理念のもと、安全で快適な交通手段を提供し続けています。このたびの無料Wi-Fiサービス導入は、通勤や通学といった移動時間を有効活用し、乗客の生活の質を向上させる目的があります。
実証実験の概要
実施期間は2025年2月1日から3月31日までの約2ヶ月間で、対象となる車両は熊本電気鉄道が運行する全ての路線バス80両です。乗車中の乗客は、以下の簡単なステップで無料Wi-Fiに接続可能です。
1. SSID「KUMADEN Wi-Fi」を選択。
2. 利用規約に同意。
3. 簡易認証で接続完了。
接続に必要な情報は、バス内に掲示された案内チラシや手順書で確認できます。
サービスの期待効果
この実証実験によって、ファイバーゲートはユーザーからのフィードバックを集め、今後のWifiサービスの拡充に活かす予定です。また、地域住民が情報にアクセスしやすくなることでデジタルデバイドの解消にも寄与し、持続可能な社会の実現を目指しています。
企業情報
熊本電気鉄道株式会社は、鉄道やバスを通じて地域社会に密着した事業を展開しており、地域住民の生活を支える重要な役割を果たしています。ファイバーゲートは、通信インフラの整備を通じて、ビジネスユース及びホームユースの両面でサービスを提供し、再生可能エネルギー事業や不動産業など多岐にわたる事業展開を行っています。
今回の取り組みは、熊本市内の交通利便性を向上させることに寄与するとともに、新しいテクノロジーの導入がどのように地域の発展に寄与するのかを示す一例ともなります。今後の実証実験の結果が非常に楽しみです。