食の未来を担うイノベーションが続々!第6回「K,D,C,,, Food Challenge」結果報告
2024年6月14日、新大久保駅直上のフードラボ「K,D,C,,,」にて、第6回「K,D,C,,, Food Challenge」の最終審査が行われました。
このコンテストは、食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社の投資子会社Future Food Fund株式会社が、株式会社オレンジページ、株式会社CAMPFIRE、東日本旅客鉄道株式会社(東京感動線)と共催するもので、食分野で新しいチャレンジをしたいベンチャー企業や個人と、食に関わる大手企業を繋ぐことを目的としています。
今回の最終審査には、沖縄、北海道、山形などから8社のベンチャー企業が勝ち進み、熱気あふれるプレゼンテーションが繰り広げられました。審査では、食分野で活躍する専門家たちが審査員を務め、参加企業のプレゼンテーション後に「興味あり」または「協業したい!」と感じた審査企業が札を挙げるマッチング形式を採用しました。
過去最多36組のマッチングが成立!
第6回は、すでに販売・営業を行っている企業も多数参加しており、プロダクトのレベルが非常に高かったことから、前回を上回る36組の企業マッチングが成立しました。これは、食のイノベーションに対する関心の高まりと、ベンチャー企業が持つ革新的なアイデアが、大手企業から大きな注目を集めていることを示しています。
多彩なプロダクトが続々登場!
最終審査では、環境に優しい素材で作られたクッキー、ヴィーガンも安心して食べられる野菜寿司、ターゲットを絞った栄養アイス&栄養ドリンク、会話を生み出す多彩なフレーバーのぜんざいなど、バラエティに富んだプロダクトが披露されました。
最多マッチング賞は沖縄の「Okaraokara」
「島おからミート」を沖縄県内で販売している株式会社Okaraokaraは、7社とのマッチングを実現し、最多マッチング賞を受賞しました。代表の知念杏珠さんは、島豆腐の製造過程で出るおからが県内で大量に廃棄されている事実を知り、この未利用資源の活用に着手しました。おからをパウダー加工し、大豆たんぱくなどと混合することでアップサイクルに成功し、豆腐製造業者の廃棄コスト軽減にも貢献しています。持続可能な社会を目指す姿勢が評価され、多くの企業から注目を集めました。
オーディエンス賞は北海道の「TREASURE IN STOMACH」
ヴィーガン&グルテンフリーのスイーツを北海道で展開している株式会社TREASURE IN STOMACHは、6社とのマッチングを果たし、オーディエンス賞を受賞しました。「食べられないものがある人も普通に暮らせる社会に」という理念のもと、商品の選択肢が少なく高価格なものが多い現状を打破し、より多くの人が選べる体験を提供したいという熱い想いが、会場とネット視聴者の心を掴みました。
審査員も驚嘆!レベルの高いプロダクトが続出
審査員からは、「アップサイクル、環境、健康など、さまざまな視点から社会課題に向き合っている方が多く、審査員としても新しい発見があった。個性的な課題へ取り組んだり、捨てられていた素材をアイディアで活用するなど、レベルの高い回であった」という声が聞かれました。
懇親会で次のステップへ
白熱したピッチコンテスト後には、参加企業と審査企業による懇親会が開催されました。今後の食の未来に関する課題やフードイノベーションについてなど、活発な意見交換が行われ、参加企業にとって次のステップへのヒントや改善点、ビジネスチャンスを見いだす貴重な場となりました。
K,D,C,,, Food Challengeは食の未来を創出する!
K,D,C,,, Food Challengeは、食のイノベーションを促進し、より良い食文化を創造していくための重要な取り組みです。今後も、ベンチャー企業と大手企業の連携を促進し、新たな食の未来を創造していくことが期待されます。