アジア競技大会に先立つ新しい給食の提案
愛知県半田市が、2026年のアジア競技大会・アジアパラ競技大会を契機に、ユニークな給食を提供することを発表しました。この試みは、市内の小中学校に在籍する児童生徒が自ら考案したアジア料理を、地元の食材を使って実現しようというものです。食文化の多様性を理解し、地域の食材の魅力を再発見することを目的としています。
給食献立の募集と選考
半田市では、「地元産食材×アジア料理」をテーマにした給食献立の募集を行い、市内の小中学校から合計375点の応募がありました。厳正な選考を経て、次の3つの献立が入賞に選ばれました。
1.
半田ガパオ風みそどん(タイ料理)
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入賞者: 板山小学校5年1組 本多慶さん
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概要: タイのガパオライスをアレンジし、バジルの代わりに青じそを使用した丼料理です。
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給食提供予定日: 令和7年12月9日(火)
2.
フォーの名古屋コーチンと野菜のスープ(ベトナム料理)
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入賞者: 乙川小学校6年 新美陽理さん
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概要: 愛知県産の野菜と名古屋コーチンを使い、ベトナムの米粉麺「フォー」を組み合わせたスープ料理です。
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給食提供予定日: 令和8年1月20日(火)
3.
半田の酢入りヤンニョム風チキン(韓国料理)
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入賞者: 成岩中学校2年 青木七海さん
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概要: 韓国の人気料理ヤンニョムチキンを、八丁味噌と酢でアレンジした一品です。
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給食提供予定日: 令和8年2月19日(木)
児童生徒の参加を促進
今回の取り組みは、児童たちが自ら考えた給食を実際に提供するという新しい試みです。担当者は、「地元産食材×アジア料理という新しい視点から、子どもたちにとって記憶に残る給食になれば」と期待を寄せています。
この企画を通じて、子どもたちは自国の食文化の多様性を学ぶとともに、当地の食材の良さを再確認できる貴重な経験ができるでしょう。
取材のご案内
この新しい取り組みに関する取材は、以下の日程で受け付けています。
- - 取材可能日時: 令和7年12月9日(火)12時25分~13時10分
- - 取材場所: 半田市立板山小学校5年1組
- - お問い合わせ: 半田市役所 学校教育課 学校給食センター(電話:0569-26-1831)
この機会を通じて、地域の食文化を広げるとともに、未来の食育への大きな一歩となることを願っています。