台日経済交流を目指すMOUの締結
2025年6月26日、日本能率協会(JMA)は台湾の貿易関連経済団体である台北市進出口商業同業公会(IEAT)と、日台間の経済交流を促進するための覚書(MOU)を締結しました。この合意は、両地域の貿易と投資の活性化を図り、ビジネス環境をより良くすることを目的としています。
このMOUの締結により、JMAは自らの経営ノウハウを駆使して、台湾の貿易業界と連携を深める機会を持つことになります。IEATは、台湾の貿易業界を代表する重要な団体であり、両者が持つ知見を融合させることで共に発展できる環境が整います。
MOU締結の具体的な内容
双方は、以下の分野で協力を進めることを約束しました:
貿易や投資、市場に関する情報を相互に交換し、双方のビジネス環境を改善します。
見本市や商談会、人材育成研修などの情報を交換し、こうした事業の実施に向けて支援を行います。
両地域での視察の企画・実施を通じて、参加企業に対する必要な協力が行われます。
その他、双方の貿易や投資に関する実行可能な取り組みを進めます。
視察団の招致と今後の計画
JMAとIEATは、MOUの締結を踏まえ、2025年9月17日と18日に福岡で開催される「第7回Hospitality & Food Week in 九州・沖縄2025」において、300名の台湾人バイヤーの誘致を予定しています。このイベントは、日台間のビジネス関係のさらなる発展を目指す重要な機会となるでしょう。
一般社団法人日本能率協会(JMA)について
JMAは、日本の産業界の生産性向上を目的とする団体です。1942年の設立以来、企業や組織のさまざまな課題を解決し、成長を支援するための経営コンサルティングや展示会の開催を行っています。
台北市進出口商業同業公会(IEAT)の役割
IEATは台湾最大の貿易団体であり、台湾の貿易業界の発展に寄与しています。会員企業のビジネス活動を支援するとともに、政府への提言活動や国内外との交流を通じて台湾の経済を活性化させています。
両者の協力によって、今後台日経済がどのように進展していくのか、非常に期待されるところです。