九州電力とLiberaware提携
2025-12-10 13:53:40

九州電力とLiberawareが資本業務提携を締結し、ドローン技術の進化を加速

九州電力とLiberawareが手を組む



九州電力株式会社と株式会社Liberawareは、今月新たに資本業務提携を結びました。この提携は、九州電力が持つ発電所やその関連施設を活用し、ドローン機体やソフトウェアの共同開発を行うことで、電力インフラのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進することを目的としています。また、今後はこの取り組みを通じて、社会インフラのドローン活用を加速させることが期待されています。

提携の背景と目的



九州電力グループは、「九電グループ経営ビジョン2035」に則り、「エネルギーから未来を拓く」という理念を掲げています。安定した電力供給と、安全で安心な地域社会づくりを重視している九電グループが、Liberawareとの提携により新たな価値を創造する狙いがあります。

Liberawareは、「誰もが安全な社会を作る」というミッションを掲げ、特に危険かつ狭小な空間での点検に特化したドローン「IBIS2」を開発しました。このドローンは、社会インフラに潜む“見えないリスク”を可視化することを目的としています。

合作の進展



九電ドローンサービス株式会社(QDS)は、Liberawareとの「Gold Partner」契約を締結しました。この契約により、九州エリアでIBIS2の利用を拡大し、次世代の安全インフラを促進することが狙いです。

QDSは、これまでにIBIS2を使った下水道点検や、安全効率的なインフラ点検のための画像処理技術の実証を行ってきました。新たな提携によって、九州地域の自治体やインフラ点検事業者への提案活動を強化し、次世代点検ソリューションの普及を図る方針です。

資本業務提携後の取り組み



今後の取り組みとしては、以下のような内容が挙げられています。
1. 九州地域を中心にした電力インフラの点検の協同志業。
2. ドローンやロボットを通じて電力事業の点検や保守の高度化。
3. デジタルツイン技術を使った点検と管理の効率化。
4. 電力設備点検に特化したハードウェアやソフトウェアの共同開発。

これらの施策を通じて、災害対応やインフラのレジリエンス向上に寄与し、九州から全国、さらには世界へと情報を発信することを目指しています。

会社概要



九州電力株式会社


九州電力は、福岡市に本社を置く電力会社で、安定したエネルギー供給を志し、地域の生活や経済を支えることを使命としています。1951年設立以来、ICTサービスを通じた社会のデジタル化にも取り組んでいます。

株式会社Liberaware


千葉市に本社を構えるLiberawareは、狭小で危険な環境の点検に特化したドローンを開発し、インフラ維持管理を進めています。安全で平和な社会の実現を目指し、技術革新に努めています。

この提携が、今後のインフラ管理や災害対応にどのように貢献するのか、その動向に皆が注目しています。


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会社情報

会社名
株式会社Liberaware
住所
千葉県千葉市中央区中央3-3-1 フジモト第一生命ビル6階
電話番号
043-497-5740

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