バトンズ、M&A自動登録機能の導入
M&A・事業承継支援プラットフォーム「BATONZ(バトンズ)」を運営する株式会社バトンズが、新たにAIを活用した案件情報の自動登録機能を提供開始しました。この新機能により、M&A案件の登録作業にかかる時間が大幅に短縮され、投資家や事業者にとっての利便性が飛躍的に向上します。
新機能の概要
手作業で20から30分かかっていたM&A案件の登録が、AIによる自動化でわずか8分に縮まるというこの新機能。これにより、複雑な情報の登録がよりスムーズに行えるようになります。ユーザーは、URLやパンフレット、決算書など様々な形式の資料をアップロードするだけで、AIがそれを分析し、必要な情報を抽出して案件情報を自動的に登録します。
特に飲食店や美容理容店向けの案件については、グルメ情報サイトやクーポンサイトのURLにも対応しており、多様なデータへの対応力が求められる中で、利便性を一層高めています。
背景と目的
M&Aを円滑に進めるためには、事業内容や財務情報を正確に登録することが不可欠です。しかし、これまでの手作業による入力では多くの時間と労力を要しました。バトンズは、この課題を解決するためにAIを活用した自動入力機能を開発し、作業時間を約70%短縮することに成功しました。
この機能は、バトンズが業界のNo.1プラットフォーマーとして培ってきたノウハウを活かしており、質の高い情報登録が可能です。また、AIのプロンプトを活用することで、買い手と売り手の最適なマッチングを実現します。
バトンズの取り組み
バトンズは、「誰でも、何処でも、簡単に、自由に、M&Aができる社会を実現する」というミッションの下、テクノロジーと人的支援を融合したサービスを展開しています。今回のAI自動登録に加え、様々な技術を活用したサービスも実施しています。たとえば、AI-OCR技術を用いて最大10期分の決算書を比較する機能や、AIの機械学習を用いた類似案件の自動提案などです。
プロダクト責任者のコメント
執行役員CPOの山村文人氏は、「買い手様のM&A案件理解が進むよう、掲載情報の質を向上させつつ、売り手様の負担を軽減することで、双方のニーズに応える新機能を開発しました。この取り組みにより、M&Aのプロセスがより一層スムーズになると信じています」と語ります。
技術責任者の視点
執行役員CTOの鈴木航平氏は、「M&Aコンサルタントの専門知識とエンジニアの技術力を融合させた開発体制で、日々プロダクトを改善しています。今後も新たな技術を積極的に導入し、M&Aの現場における課題解決に寄与していきます」と述べています。
バトンズのビジョン
バトンズは、「誰でも、何処でも、簡単に、自由に、M&Aができる社会を実現する」というビジョンを掲げています。M&Aにおける各種支援を通じて、多様な企業や事業のバトンタッチを実現し、業界の発展に寄与していく所存です。
今回のAI自動登録機能の導入は、その一環としての重要なステップであり、今後のさらなる展開が期待されます。