ALGO ARTIS資金調達成功
2021-09-15 15:01:57
ALGO ARTIS、DeNAとの連携で4.28億円を調達しAI事業を加速
ALGO ARTISの新たな一歩
株式会社ALGO ARTISは、先日、総額4.28億円を調達したことを発表しました。この資金は、同社が展開する「社会基盤の最適化」に向けたAI(アルゴリズム)事業の成長を加速するためのものです。今回のラウンドには、UTEC(東京大学エッジキャピタルパートナーズ)や株式会社ディー・エヌ・エーが名を連ねています。
AIを用いた社会基盤の最適化
ALGO ARTISは、プラントやロジスティクスのスケジュール管理など、多岐にわたる社会基盤の管理業務を対象にした最適化ソリューションを提供しています。同社の使命は、現場で実際に使えるAIを提供すること。そのために、入念なヒアリングを行い、コンサルティング、デザイン、システムの開発を通じて、ユーザーのニーズに合ったアルゴリズムを設計・実装しています。
特に、実装の段階では、プロトタイピングを行い、実際の使用環境でのフィードバックを重視しています。これにより、机上では解決できない課題を迅速に解決し、利用者のニーズに応じた改善を続けることが可能です。
歴史と成長の軌跡
ALGO ARTISの前身となる事業は、2016年からディー・エヌ・エーの枠内でスタートしました。2018年には関西電力と連携し、火力発電所の燃料運用最適化に着手。2019年にはエネルギー事業推進室が立ち上がり、さまざまなインフラ系企業と共同で最適化プロジェクトを推進してきました。
これらの経験を経て、2021年7月には株式会社ALGO ARTISが設立され、スピンオフとしてさらなる成長が期待されています。現在もディー・エヌ・エーとの連携を強化しながら、AIを活用した新しいサービスの提供に邁進しています。
今後の展望
今回調達した資金は、特にエンジニアやデータサイエンティストの獲得、さらには自社プロダクトの開発に充当される予定です。これにより、ALGO ARTISは主要事業のさらなる成長を目指すとしています。
投資家からは、「日本の重厚長大産業において、先端技術を持つエンジニアたちが課題解決に挑むストーリーが非常に魅力的だ」とのコメントも寄せられています。ALGO ARTISは、社会基盤を支える重要な役割を担うと共に、技術革新を通じて新たな価値を創出することが期待されています。
今後もALGO ARTISの動向から目が離せません。私たちの生活を豊かにし、公共の形成に寄与するAI技術の進化に、大きな期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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株式会社 ALGO ARTIS
- 住所
- 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー 23階
- 電話番号
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