AIが24時間学習者の疑問に応える簿記学習サービスの新機能

CPAラーニングに新機能「AIエージェント」の登場

CPAエクセレントパートナーズ株式会社が提供する無料のeラーニングプラットフォーム「CPAラーニング」が、新たにAIエージェントを発表しました。この新機能により、簿記や会計に関する学習者の疑問に対して、24時間365日、自動で回答することが可能になりました。これにより、学習者はいつでもサポートを受けられる環境が整い、学習の効率性が飛躍的に向上することを目指しています。

開発の背景

「CPAラーニング」は、高品質な講義と教材を提供し、多くの受講者に親しまれています。しかし、個々の疑問にリアルタイムで応えることができず、多少の質問が挫折につながることもありました。特に簿記を初めて学ぶ方にとっては、わからない点がつまずきの要因となることが多いため、この課題を解消するためにAIエージェントの開発が始まりました。

AIエージェントの特徴

このAIエージェントは、ただの自動応答システムではありません。経験豊富な講師の思考を組み込んだ、次の3つの要素から成り立っています。

1. 講師の思考を実装
CPAラーニングの登川雄太講師による、長年の経験から導き出された専門知識をAIに実装しました。この「暗黙知」は、単なるテキストデータでは実現できない、教える技術そのものです。

2. 人間のような対話能力
AIは学習者からの曖昧な質問にも応じ、その意図を汲み取ります。「ここがわからないのかな？」と問いかけることで、論点を整理し、一人ひとりに最適な回答を導き出します。

3. キャリア相談も受け付け
簿記に関する質問だけでなく、キャリアに関する悩みも聞いてくれます。「次に何を学べば良い？」といった質問にも丁寧にアドバイスし、学習者のモチベーション向上を図ります。

共同開発者について

このAIエージェントは、言語学習に特化したAI技術を持つArithmer株式会社との共同開発によって実現しました。彼らは「数学で社会問題を解決する」をミッションに、高度な数学理論を駆使したソリューションを提供しています。これにより、信頼性の高いAIシステムが実現しました。

今後の展望

現段階では簿記2級・3級に対応していますが、将来的には公認会計士試験の科目にも対応予定です。また、ユーザーのニーズに応じて、スマートフォンで撮った問題画像から質問できる機能や、学習履歴を分析して最適なプランを提案する機能も考えています。

AIプロジェクトリーダーの曽我健二郎氏

「このAIは登川講師の思考プロセスを再現しています。講師の仕事を奪うのではなく、彼らが受講生を勇気づける役割に集中できるようにサポートする存在になりたいです。」

CPA会計学院講師の登川雄太氏

「多くの人が独学で困っています。このAIエージェントで『簿記は難しい』という印象をなくし、学ぶ人全ての助けとなることを願っています。」

CPA会計学院チューターの伊藤蓮人氏

「疑問を即座に解消できる点が魅力です。今後は学習履歴に基づいた、個別の学習法提案機能に期待しています。」

特別コラムのお知らせ

AIエージェントの開発秘話や今後の展望についての鼎談を特別コラムとして「CPAラーニング」公式サイトで後日公開予定です。

CPAラーニングとは

2020年にスタートした「CPAラーニング」は、会計や経理を学ぶためのeラーニングプラットフォームです。80万人以上が登録し、1,700本以上の講義動画を無料で学べます。実務に役立つ講座を通じて、多くの人がスキルを身につけています。

公式サイト：CPAラーニング
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