梅小路エリアの魅力を写真で捉える「UMEKOUJI MEETINGS vol.04」開催

梅小路ポートレート -生きている“まち”のアーカイブ-

京都府の梅小路エリアで9月27日から10月6日まで、「UMEKOUJI MEETINGS vol.04」と題した写真展が開催されます。このイベントは、地域の魅力を伝えるために写真を活用し、生きたアーカイブとしての側面を持っています。

イベントの背景

このプロジェクトは、京都リサーチパーク株式会社が出資する株式会社梅小路まちづくりラボ主催で行われており、2027年には京都卸売市場が開設100周年を迎えることを念頭においています。梅小路エリアは、クリエイティブタウン化を目指し、美術や文化的な活動を通じた地域振興を図っています。

「UMEKOUJI MEETINGS」は2021年度からスタートし、今回はその第5回目のイベントです。参加者は、梅小路エリアの写真を通じて、この街が持つさまざまな魅力を体感できます。

写真展の内容

今回の写真展では、梅小路エリアに拠点を置く写真家、牛久保賢二氏が手掛ける展示がメインとなります。彼の作品は、この地域の今を捉え、過去から現在に至るまでの変化を映し出しています。また、子供たちが参加したワークショップでの作品も展示され、未来の目線を持つ子どもたちが梅小路の風景をどのように切り取ったのかが見られます。このワークショップには、11名の小学生が参加し、インスタントカメラを使用して様々な角度から梅小路の魅力を捉えました。

さらに、過去の写真をSNSで募集し、梅小路エリアのアーカイブを構築していく取り組みも行われます。

今後の展開

梅小路エリアでは、2025年度にも多くの変化が予想されています。春には地域循環型のワークシェアリング施設「梅小路ACWA」がオープンし、冬には食品加工専用のコワーキング「FUFU」が設立される予定です。今年度のUMEKOUJI MEETINGSでは、参加者がそれぞれの視点で梅小路の一瞬を切り取り、共有することが奨励されます。

ギャラリートークセッション

この写真展の開催に合わせ、10月1日にはメイン会場であるACWAにてギャラリートークセッションが行われます。牛久保賢二氏が登壇し、写真を通じて梅小路エリアの魅力やこのプロジェクトの意義についてお話しします。参加は無料ですが、事前予約が必要です。

梅小路まちづくりラボについて

梅小路まちづくりラボは、梅小路エリアのクリエイティブタウン化を目指し、地域事業者が協力して設立されたまちづくり会社です。このエリアでの「モノづくり」「アート」「食」をテーマに、創造的な活動を推進しています。

京都リサーチパークは、1989年に設立された全国初の民間運営によるサイエンスパークで、多様な産業支援を行っています。この場を利用して、多くの新しい事業が生まれることが期待されています。

梅小路エリアの活性化を図りながら、この地域でのクリエイティブな未来を共に描いていきましょう。