仙台オフィスの開設で自己肯定感向上を目指す新たな挑戦

仙台オフィスの開設と意義

一般財団法人自己肯定感学会は新たに仙台オフィスを設立しました。このオフィスは、東北・北海道地域の教育とコミュニティを結びつけ、子どもたちが安心して成長できる「心のインフラ」を整備するための実証拠点として機能します。

仙台を選んだ理由

仙台市は「杜の都」として知られ、教育や文化の中心でもあります。さらに、この地域は東日本大震災という悲劇を経験しており、地域社会が子どもたちを支える在り方を考える上で象徴的な存在です。最近では不登校や心の健康を脅かす若者が増加しており、学校や家庭だけでは解決が難しい問題が山積しています。仙台から新しい支援モデルを全国に発信する意義は大変大きいと私たちは信じています。

自己肯定感の重要性

自己肯定感とは、「自分には価値がある」と感じられる心の土台を表します。この感覚を持つことで、子どもたちは失敗を恐れずに新しい挑戦ができ、明るい未来を見据えることができます。しかし、日本の子どもたちの自己肯定感は、内閣府による調査でも先進国の中で最低水準にあることが確認されており、特に「どうせ自分なんて」と感じる子どもが増え続けています。

仙台オフィスの役割

仙台オフィスは、以下の四つの役割を担います。

1. 学校支援（School as a Base）
学級活動や保護者会、教職員への研修を総合的に設計し、持続的なサポートを行います。

2. 家庭・地域の共創（Community as a Platform）
保護者コミュニティや子どもたちのためのスポーツやクラブと連携し、「第三の居場所」を提供します。

3. 若者キャリア支援（Youth as a Future）
中高生や若手社会人に対して自己肯定感を基盤にしたキャリア教育を実施し、スムーズな進路選択をサポートします。

4. 研究・評価（Evidence as a Standard）
データを基にした支援モデルを構築し、地域や学校への成果を還元します。