株式会社HRbase、労務管理特化AIの機能を大幅アップデート

株式会社HRbaseが提供するAIの進化

株式会社HRbase（本社：大阪市中央区）は、2025年10月15日に、労務管理特化型のAI、「HRbase」と「HRbase PRO」の機能をアップデートしました。この新しいアップデートにより、企業固有の就業規則や賃金規程をAIに読み込ませることが可能になり、各会社のルールに基づいた回答が生成できるようになりました。

HRbaseのサービス内容

HRbaseは「最適な労務管理で、すべての人に安心を」というビジョンのもと、労務管理の高度化を目指してAI技術と専門知識を融合させたサービスを展開しています。現在、企業向けに提供している「HRbase」と、社会保険労務士向けの「HRbase PRO」という二つのサービスがあります。

企業向け労務管理特化AI「HRbase」

このサービスは、労務管理に必要な「迅速な対応」と「正確性」を両立させるために設計されたAIです。法律や労務条件が複雑化する中、高精度なAIが質問への回答だけでなく、必要な行動の提案や各種資料の作成をサポートします。

社労士向け労務管理特化AI「HRbase PRO」

HRbase PROは、従来の労務相談における課題を解決するべく開発されたサービスです。社労士の思考プロセスを反映したAIとナレッジベースを組み合わせることで、労務相談業務のDX化を実現し、迅速な対応力や人材育成を支援しています。

アップデートの背景

以前のHRbaseのAI機能では、法律に基づいた一般的な回答が提供されていましたが、企業ごとの就業規則や賃金規程に対しては、ユーザーがルールの整合性を確認する必要がありました。このため、AIに自社のルールを反映した回答を求める声が多く、今回のアップデートに至りました。

アップデートされた機能

新機能により、就業規則や賃金、育児・介護休業規程などの社内規程をAIに読み込ませられるようになりました。これにより、AIは法律の知識のみならず、各企業の特有の規定に基づいた回答が可能となります。

具体的な例として、「年次有給休暇の付与」について尋ねた場合、従来は法定基準に沿った回答が提供されていましたが、新たな機能では、自社の就業規則に基づいた具体的な回答が返ってくるようになります。例えば、「正社員であれば、入社時に5日が付与され、入社6ヶ月後に5日が付与されます」など、より精緻な案内が受けられるようになりました。

加えて、企業向けの「HRbase」には、新たに専門家との相談サポート機能も追加されました。これはAIが回答できない内容や、専門家の意見を求めたい場合に利用できます。また、ユーザーが迅速に相談先を見つけられるよう、社労士や弁護士の一覧も掲載されます。

今後の展望

HRbaseは、今回のアップデートを契機に「労務管理の、安心革命。」という新たなスローガンを掲げて、全国の労務管理従事者へ安心を提供していくことを誓います。また、AIエージェントの開発にも取り組んでおり、今後はより幅広い労務課題を解決し、労務担当者や社労士のサポート力を強化していく考えです。

私たちは、更なるサービス開発を進め、経験に頼ることなく、誰もが正確かつ効率的な労務管理を実現できる環境を整備していきます。

株式会社HRbaseについて

株式会社HRbaseは「働くをカラフルに」をミッションに掲げ、労務管理分野とテクノロジーの融合を目指しているスタートアップ企業です。労務管理の負担を軽減し、専門家がより重要な業務に集中できる環境を提供することで、日本の労働問題に貢献することを目指しています。

詳細情報やサービスについては、ホームページをご覧ください。