先進のAV技術を搭載したDante AV Ultra「DAV-02シリーズ」の登場
株式会社エーディテクノは、2025年8月6日に新たに発売されるDante AV Ultraエンコーダ/デコーダ「DAV-02シリーズ」のご案内を行いました。この製品は、USB-CとHDMI入力に対応したエンコーダ[型番:DAV-02HT]およびHDMI対応のデコーダ[型番:DAV-02HR]から成り、さまざまなプロフェッショナルAV環境向けに最適化されております。特に、教育機関や企業の会議室など、映像と音声を完全に同期して伝送するAVシステムのニーズに応えることが期待されています。
Dante AV Ultra規格とその特徴
Dante AV Ultraは、業界で広く認知されているDanteオーディオネットワークを基盤としており、映像信号に加えて、8チャンネルのオーディオ信号、USB/KVM、RS-422シリアル信号など、多様な信号を一元的に処理することが可能です。特筆すべきは、Audinate社が開発したこの規格が、1GbEネットワーク上での4K Ultra HD映像とオーディオの極めて低い遅延での完全同期伝送を実現している点です。この技術により、サブフレーム単位での低遅延を確保し、プロフェッショナルAVの現場に新たな革新をもたらします。
DAV-02シリーズの機能と利点
DAV-02シリーズは、ProAV用途向けに設計されたColibriコーデックを採用し、4K60の高精細映像をロスレスかつ高精度にエンコード/デコードします。IEEE 1588 Precision Time Protocol(PTP)による単一クロック同期により、映像と音声のリップシンク問題も完全に解消され、単に良好な体験を提供するだけでなく、業務の効率化にも貢献します。具体的には、エンコーダのDAV-02HTはUSB-CとHDMI端子を搭載し、様々なデバイスからの信号をシームレスにDanteネットワークへ変換します。
エンコーダとデコーダの仕様
エンコーダのDAV-02HTは、DisplayPort Alternate Modeに対応したUSB-CとHDMI 2.0に対応した4K60入力端子を備え、タブレットやノートPCからの映像信号を簡単に切り替え可能です。また、デコーダのDAV-02HRは、2系統のHDMI出力を持ち、解像度やHDCPリビジョンの自動ダウンスケーリング機能を搭載。これにより、異なる解像度のディスプレイにも対応しつつ、スムーズな映像出力を実現します。
革新的なデザインと運用の容易さ
さらにDAV-02シリーズはファンレス設計を採用しており、メンテナンスの手間を減らしつつ、静音性と高いパフォーマンスを確保しています。この設計により、機器の寿命が延ばされ、長期間にわたって安定した動作が期待できます。高品質なAV環境を求めるプロフェッショナルにとって、DAV-02シリーズは理想的なソリューションとなるでしょう。
終わりに
このように、Dante AV Ultraの革命的な技術と、DAV-02シリーズの多彩な機能は、教育現場やビジネス環境での映像伝送に対する要求を満たすに違いありません。エーディテクノは、これからも多様なニーズに応える製品展開を進めていくことを表明しています。製品紹介動画もありますので、ぜひ公式サイトでチェックしてください。
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