東京都が製造工場のDX・GX推進事業を募集開始！5Gを活用した革新的な取り組みを支援

東京都と公益財団法人東京都中小企業振興公社は、令和6年度より新たに「5Gによる製造工場のDX・GX推進事業」を開始することを発表しました。この事業は、東京都内の中小企業が5Gを活用して製造現場の革新的な変革を推進することを目的としています。

5Gは、高速・大容量・低遅延といった特徴を持つ次世代通信技術であり、製造現場における生産性向上や自動化、遠隔操作、データ分析など、様々な分野での活用が期待されています。

本事業では、都内中小企業がローカル5Gを活用し、製造工程の自動化や遠隔指導などによるDX化、さらに再生可能エネルギーの導入や省エネ対策によるGX化を推進する取り組みを支援します。具体的には、必要な経費の一部を助成するだけでなく、工場の変革に向けたハンズオン支援を提供します。

助成の対象となる企業は、東京都内に本店または支店を置く中小企業で、2年以上事業を継続していることが条件です。対象業種は製造業全般で、助成対象事業は、ローカル5Gを活用したDX・GX推進に関する取り組みです。

助成率は最大5分の4で、助成限度額は2億円となっています。助成対象期間は令和7年2月1日から令和10年1月31日までの3年間です。助成対象経費は、5Gの導入や運用、DX・GX推進に必要な経費となります。

さらに、助成金採択事業者には、事業管理コーディネータによるハンズオン支援が提供されます。これは、事業計画の策定や進捗管理、課題解決などをサポートすることで、事業の成功率を高めることを目的としています。

東京都は、本事業を通じて、都内中小企業の競争力強化と地域経済の活性化を目指しています。5Gを活用した製造現場の革新は、日本の産業競争力強化にも大きく貢献すると期待されています。

5Gによる製造工場のDX・GX推進事業の概要

対象者: 東京都内に登記簿上の本店又は支店があり、2年以上事業を継続している中小企業者等

対象業種: 製造業

対象事業: 都内ものづくり中小企業が自社の製造工場においてローカル5Gを活用し、DX・GXを推進する事業

助成率: 5分の4以内

助成限度額: 2億円

助成対象期間: 令和7年2月1日から令和10年1月31日まで（3年以内）

助成対象経費: 5Gの導入や運用、DX・GXを推進する取組に直接必要となる経費

導入場所: 原則として東京都内の自社製造工場における敷地内。ただし、東京都内に本店があり、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県、山梨県のいずれかに工場がある場合は、都外の工場も対象となる。

申請期間: 令和6年7月1日（月曜日）から令和6年9月30日（月曜日）まで

問い合わせ先:
産業労働局商工部創業支援課: 03-5320-4762
（公財）東京都中小企業振興公社経営戦略課: 03-5822-7232

本事業は、「未来の東京」戦略を推進する事業の一つとして位置付けられています。