沖縄県那覇市に拠点を置くプロユース向けの大型バッテリーメーカー、琉球電池株式会社は、合同会社MIYA CREATE.との業務提携を発表しました。この提携は、災害時における電力供給の安定化を目的としており、沖縄県民の安全を守るための新たなステップとなります。
琉球電池株式会社は、SATORI株式会社が製造する大型バッテリーの国内販売を担っており、過酷な環境でも利用可能な優れた製品を提供しています。特に、建設現場等のプロユースに特化したバッテリーは、多くの企業から支持を得ています。これまでのテストマーケティングを通じて、沖縄県民が直面した電力供給の問題を知ることができました。
昨年のUターン台風による電力供給停止の際、多くの人々が困難な状況に置かれた経験を持っており、これらの声を直接聞く中で「次の災害への備えとして大型バッテリーが急務である」との認識を深めました。
そこで出会ったのが、防火・防災活動を行っている合同会社MIYA CREATE.の宮平兄弟です。彼らは、消防士出身の視点から得た知識を活かし、防災業務を展開しており、琉球電池との連携によって、沖縄の防災力を高めることができると確信しました。この提携により、両社はそれぞれのリソースを活用しながら共同で様々なサービスを展開する計画です。
提携の第一弾として、2024年9月13日には企業向けの防災セミナーが開催されます。このセミナーでは最新の防災実践法が紹介され、参加者には実用的な知識が提供される予定です。セミナーの詳細は、Okinawa Innovation Labでの開催となり、多くの参加者が集まることが期待されています。
具体的には、琉球電池のバッテリーを用いて、那覇新都心公園で行う「流通在庫備蓄倉庫の実証実験」にも積極的に関与していきます。この実験を通じて、より具体的な防災対策の現場実力を証明し、沖縄の安全を一層強化する取り組みが進められます。
この包括的業務提携は、両社がそれぞれの強みを活かし、相手のサービスをサポートし合うことで新しい防災ソリューションを生み出すことを目的としています。今後は、相互に顧客への提供やマーケティング活動も行いながら、共同イベントの企画なども行うことが見込まれています。
セミナーへの申し込みは、指定されたQRコードから行うことができ、定員に達し次第締め切られます。これにより、多くの企業や個人が防災に関心を持つきっかけとなるでしょう。
琉球電池株式会社とMIYA CREATE.の提携は、ただ単に事業展開にとどまらず、沖縄県民の安全を確保するための重要なステップを意味しています。今後の活動にぜひご注目ください。