医療の未来を切り拓く
2019-05-27 07:00:02
医療の未来を切り拓くリンクウェル、約3.5億円の資金調達を成功させる
医療の未来を切り拓くリンクウェルの挑戦
リンクウェルは、テクノロジーを駆使した次世代のクリニックモデル「クリニックフォア」を展開しており、先日DCM Ventures、Sony Innovation Fund、インキュベイトファンドから約3.5億円の資金調達を行いました。この資金は、日本全国に次世代のプライマリケアクリニックを普及させるための重要なステップとなります。
テクノロジーによる医療現場の変革
同社は2018年4月に設立され、生まれた背景には医療現場の効率性の欠如があります。日本では、95%以上のクリニックが個人経営であり、テクノロジーの活用が進んでいないため、長時間の待機や紙ベースの検査データの共有が一般的です。これに対し、リンクウェルはAIを導入した問診システムやオンライン予約・診療に対応した電子カルテを用いた効率化を目指しています。
「クリニックフォア」は、医療のオンラインとオフラインの融合を追求した形で運営されています。初の店舗である「クリニックフォア田町」は設立からわずか半年で2万人以上の患者を受け入れ、その80%以上がオンライン予約を利用しています。特に、働く世代に対する健康サポートのニーズが高まる中、利便性の向上が求められています。
地域に根ざした拡大戦略
リンクウェルの今後の展望として、都内に数か所の新店舗を計画しており、将来的には数百のクリニックを運営する意向を示しています。この戦略は、医療のデジタル化を進めるだけでなく、都市部における医療アクセスの改善にも寄与することでしょう。
さらに、オンラインヘルスサポート事業にも注力しており、メディカルサプリのサブスクリプションサービスなどを展開する計画です。これにより、患者にとっての利便性をさらに高め、「次世代のヘルスケアプラットフォーム」としての地位を築くことを目指します。
資金調達の意義
今回の資金調達に対し、各投資者からは多くの期待が寄せられています。DCM Venturesの原氏は、患者ファーストのサービス提供において、リンクウェルが医療業界の改革を先導すると信じています。また、Sony Innovation Fundの北川氏は、医療界が抱える課題に対するユニークなアプローチの重要性を強調しました。
インキュベイトファンドの村田氏も、日本の医療システムが抱えるレガシーな問題点に触れ、リンクウェルの提案するプライマリケアクリニックのプラットフォームが解決策となることに期待を寄せています。
代表のバックグラウンド
リンクウェルの代表取締役である金子和真氏は、東京大学医学部附属病院での臨床と研究の経験を積んだ後、マッキンゼー・アンド・カンパニーにて医療関連プロジェクトをリードしてきました。彼のリーダーシップの下、テクノロジーを活用した医療界の変革が期待されています。
結論
リンクウェルは、新たな医療の形を模索する挑戦を続けており、テクノロジーを通じたサービスの高度化により、多くの患者にとっての利便性の向上を実現しようとしています。彼らの取り組みは、今後の日本の医療システムにおいて重要な役割を果たすことでしょう。これからの進展から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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株式会社Linc'well
- 住所
- 東京都港区浜松町2-13-10T-SQUARE浜松町 3階
- 電話番号
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