探究学習の未来を支える新たな無償サービス
教育の現場に求められる探究学習の支援が、株式会社a.schoolの取り組みにより新たな形となって登場します。経済産業省が提供する『探究・校務改革支援補助金2025』を受け、同社は全国の中学校・高校を対象とした探究学習の支援サービスを無償で提供します。具体的には、探究プログラム「探究PARTNERS」と、新たなオンライン生徒活動「プロジェクト部」が用意されています。このサポートにより、初めて探究に取り組む学校から先進校まで、多様なニーズに応じた支援が行えることが特徴です。
探究学習プログラム『探究PARTNERS』
このプログラムは、「なりきりラボ」を中心に構成され、探究スキルや非認知能力を育成することを目的としています。「探究道場」では、生徒が探究に必要な8つの基本スキルを体系的に学ぶことができるプログラムを提供。具体的には、「問い」「観察」「発想」「議論」「表現」の5つの能力を強化する設計になっています。特に、現場の先生方が扱いやすいように、準備が簡素化されており、教員の経験年数にも関わらず利用しやすい教材が整っています。
主な特徴
- - 探究活動のつまずきをピンポイントで解決
- - スキル別のモジュール型プログラムを提供
- - 柔軟さを持たせた年間カリキュラムへの組み込み
- - 各種資料(スライド・ワークシート)を完備
これまでに名古屋国際中学校や開智望中学校、英心高等学校、安田女子高等学校など、さまざまな学校での導入実績がある、真に実践的な取り組みです。
オンライン探究部活動『プロジェクト部』
もう一つのサービス『プロジェクト部』では、中高生が全国各地の仲間とオンラインでつながり、自身の興味をもとに探究を深める活動が展開されています。参加者は建築、音楽、ラジオ、絵本、動画、フードと様々なテーマに挑戦可能で、プロのサポートを受けながら実践的なプロジェクトに取り組むことができます。
特徴:
- - 探究活動の新たな拠点となるサードプレイス
- - 多様なテーマでのプロジェクトの設定
- - 全国の仲間とのリアルタイムでのオンライン交流
- - 実際の企業との連携プロジェクトもあり
このサポートプログラムがあることで、学校側も運営の負担を軽減し、より多くの生徒が探究学習に取り組めると言えるでしょう。現段階で既に200名以上の部員が活動し、教育の場に新たな風をもたらしています。
募集の概要
全国の公立・私立の中学校、高校が対象となり、企業は無償のサービス提供を行っています。どちらか一つのサービス、または両方を導入することが可能です。申請は2025年5月9日(!)まで受け付けており、導入を希望する学校は早めに計画資料作成協力の準備を進める必要があります。特に、無償提供期間は補助金交付決定から2026年の3月末までとされています。
お問い合わせと詳細
導入に関するお問い合わせは、a.schoolの公式サイトからも可能です。興味のある学校は、ぜひ一度ご検討を。探究と校務改革を同時に促進するこの取り組みが、将来的には教育現場に革新をもたらすことを期待します。
【a.school 公式サイト】
https://business.aschool.co.jp/
これからの教育において、探究学習は重要なテーマとなるでしょう。新たな試みとして、ぜひこの機会を逃さず、未来の学びの環境を共に創造していきましょう。