コトブキシーティングの体感型ショールーム
コトブキシーティング株式会社は、東京都千代田区にある本社ビル内のショールームの学校施設向けエリアを2023年10月1日にリニューアルオープンしました。このリニューアルでは、教育の未来を探求する「共創空間」をテーマにし、単なる家具の展示を超え、学校関係者や教育を考える人々とともに、これからの学びのスタイルを模索する場を提供しています。
リニューアルの狙い
近年、教育の現場では「主体的・対話的で深い学び」が求められ、さまざまな学び方の変化が進んでいます。このような背景を受け、コトブキシーティングは学校施設の設計や家具の必要性について、学校関係者と一緒に考えることを目指しています。たとえば、セミナーやワークショップを通じて、実際の製品や納入事例を元に意見交換ができるような体験を提供します。これにより、どのような環境が教育にとって有効かを探る機会が得られます。
エントランスと展示スペース
リニューアルされたエントランスは、演劇のホワイエをイメージした非日常的な空間となっています。訪れる人々に期待感を高められるようなデザインが施されており、ショールーム内への誘導が行われています。
また、学校施設向けエリアは異なるテーマに分かれ、4つのスペースが設けられています。これにより、実際の学習シーンに応じた様々な家具の使い方やデザインを空間で体感することができます。
各スペースの特徴
1.
スタジオK: このスペースは多目的に利用でき、学年集会や地域交流など多様なシチュエーションに最適です。
2.
レクチャーシアター: 講師と受講者とのインタラクティブな対話を促進する空間で、聴く力や表現力を育むための機会を提供します。
3.
ラーニングベース: アクティブラーニングや探究学習用の講義室スペースで、学びの効率を高めるための設計が施されています。
4.
ディスカッションサークル: 学校の取り組みを基にした議論を交わす場所で、施設整備に関するあらゆるアイデアが生まれるきっかけを提供します。
クリエイティブな空間デザイン
デザインは株式会社SIGNALとSTUDIO BYCOLORが担当しました。SIGNALは空間コンセプトを「伝えたくなるデザイン」とし、柔らかなカーテンや木調マテリアルを用いて温もりのある空間を演出しています。一方、STUDIO BYCOLORは色彩や素材が持つ力をうまく活用したデザインを提案しており、専門的で多様な空間の価値を可視化するマテリアルシェルフも設置されています。
見学について
リニューアルしたショールームは、事前予約制で見学が可能です。興味のある方はコトブキシーティングの公式サイトから申し込むことができます。未来の学校を創造するためのインスピレーションを得る場として、多くの人が訪れることを期待しています。
コトブキシーティングの会社概要
- - 創業: 1914年(大正3年)
- - 設立: 2010年(平成22年)
- - 所在地: 東京都千代田区神田駿河台1-2-1
- - 代表者: 深澤重幸、深澤啓子
- - 事業内容: 公共施設や教育施設向けの家具製造・販売など
- - URL: コトブキシーティング公式サイト