フォーミュラEシーズン11、ジャカルタでの熱戦が目前に!
ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、2025年6月21日(土)にインドネシアのジャカルタで第12戦を迎える。このレースは、全長2.37kmのアンチョール・ビーチに設けられた市街地コースで行われ、22人のドライバーが世界初のGEN3 Evoマシンで競い合うこととなる。
このシーズン11では、これまでに11戦を経て7人の異なる優勝者が誕生し、15人が表彰台に立つというかつてない接戦が展開されている。特に、日産フォーミュラEチームのオリバー・ローランドは171ポイントで独走し、ドライバーズ選手権のリーダーに立っている。
ジャカルタE-Prixのサーキット詳細
サリナ・ジャカルタE-Prixの舞台は、インドネシア最大の観光地であるアンチョール・ビーチの沿岸に特設された市街地コースだ。複雑なレイアウトには、バンクセクションやテクニカルコーナー、高速コーナーなどが盛り込まれており、ドライバーたちにとって本格的な腕試しとなる。サーキットは全長2.37kmで、18ターンを有している。スタート/フィニッシュストレートの後、タイトなオープニングセクターが続き、連続ターンを経て、最後には難易度の高い左コーナーでラップを締めくくる。
待望の再訪
フォーミュラEの最後のジャカルタ戦はシーズン9で行われ、多くのファンに支持される中で成功を収めた。2025年のリターンは、インドネシアのEV化に向けた努力や、この地域の革新を促進する機会を提供するものである。ジャカルタ当局は、2050年までに完全電動化を目指している。
サステナビリティへの取り組み
フォーミュラEは「世界で最も持続可能なスポーツ」として知られており、ジャカルタE-Prixでも地域社会と環境に配慮した取り組みを強化している。再生可能エネルギーの導入や、地域パートナーシップの形成、気候変動に影響を受けやすい人々への支援が行われる予定だ。具体的には、「Climateability」プログラムにより、障がい者や女性、若者がリーダーになるための支援を行う。
期待されるレース結果
ジャカルタでのレースに向けて、特にオリバー・ローランドやマクシミリアン・ギュンターのコメントが注目を集めている。両者ともにこの特別なサーキットでの成功体験があり、ファンの前で最高のパフォーマンスを発揮することを目指している。
2025年6月21日、ジャカルタの地で誰が王者になるのか。その興奮の瞬間を見逃さないようにしよう。また、レースはJ SPORTSとBSフジで生中継される予定だ。
過去のジャカルタ戦
2022年のサリナ・ジャカルタE-Prixでは、観客が多く訪れ、3人のドライバーが1秒以内の差でフィニッシュラインを通過。ミッチ・エヴァンスが優勝し、シーズン8での3勝目を飾った。また、2023年のシーズン9では初のダブルヘッダーが実施され、前回を上回る盛り上がりを見せた。
フォーミュラEはただのスポーツではなく、持続可能性や社会的影響へも深くコミットしている。ジャカルタE-Prixは、その一環として地域社会に貢献し続けるだろう。
レースの詳細な日程や放送情報は公式サイトをチェックしてほしい。
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