株式会社松伸による全社的食事補助制度の導入
埼玉県に本社を置く株式会社松伸は、2026年から全社員に月額7,500円の食事補助を支給する新制度を開始することを発表しました。これは、税制の改正を契機に実施される「第3の賃上げ」と位置づけられ、社員の暮らしを守るための取り組みとして注目されています。
食の福利厚生サービス「チケットレストラン」とは
この制度で導入される「チケットレストラン」は、株式会社エデンレッドジャパンが提供する食の福利厚生サービスです。従業員は、月額15,000円分の食事を使うことができ、そのうち7,500円は会社が全額負担します。また、これは毎月の食事代を実質的に充実させる効果があります。年間で計算すると、会社の負担は90,000円、社員も同額を負担することで、合計で180,000円分の食事にアクセス可能です。
なぜ「第3の賃上げ」なのか
建設業界は現在、資材の高騰や労務費の上昇が進み、従業員の給与を単に引き上げることが難しい状況にあります。そのため、月給制の導入や積極的な福利厚生の推進が求められています。株式会社松伸は、従業員が実感できる新たな形の福利厚生として食事補助を選び、「第3の賃上げ」と名付けました。
2026年4月より改正される税制により、企業が提供する食事補助の非課税枠が月額3,500円から7,500円に引き上げられることを背景に、この制度の導入が決定されました。特に、建設業特有の事情として、現場ごとに昼食を取る環境が異なることが挙げられ、コンビニエンスストアや飲食店で手軽に利用できる点が大きなメリットです。
チケットレストランの具体的な利点
この制度によって、社員は食事や飲料の購入に利用できるため、毎日の生活が便利になります。特に夏場においては、現場での熱中症対策として、スポーツドリンクや塩分補給食品を購入する際にも利用できるため、健康管理にも貢献します。
この制度は、全国25万以上の店舗が対象であるため、勤務先にかかわらず全ての社員が平等にこの福利厚生を享受できます。これにより、現場職人と内勤スタッフとの格差を縮め、全員が快適に働ける環境作りが進んでいます。
従業員の反応と満足度
導入後、93.6%の従業員が制度を利用しているという結果が出ており、約80.6%が「とても満足している」と回答しています。建設現場で働く社員からは、「早朝出勤時に朝食を食べる時間がなく、コンビニでの購入が助かる」との声が上がっているほか、キャッシュレスでの支払いがスムーズに行える点も高評価です。
会社の理念と今後の展望
代表取締役社長の長田哲也氏は、「社員の健康や生活を支えるための取り組みとして、今回の食事補助制度は大変重要」と述べています。建設業界の特性を考慮し、すべての社員が利用できる福利厚生の整備を進め、安心して長く働ける環境を提供することが会社の目標であるとのことです。
松伸は「明るく楽しく元気な会社健康安全第一」をスローガンに、今後も社員を大切にする経営方針を貫き、より良い職場環境の実現に向けて努力していく姿勢を示しています。
EverGrow+プログラムの展開
また、同社では「EverGrow+」というプログラムのもと、社員の生活支援に関する取り組みも行っています。過去には地元農家から米を手頃な価格で提供する試みや、自社所有の空き地を社員の菜園として開放するなど、日常生活に寄り添った施策が展開されています。
このような取り組みは、社員一人一人の生活の質を向上させることに加え、会社のさらなる成長に寄与するものと期待されています。
株式会社松伸は、これからも独自の福利厚生を通じて、社員の満足度向上を目指し、活気ある職場環境作りに努めていくことでしょう。