ねりま羽ばたく若者応援プロジェクトとは
練馬区は、社会的養護を受けた若者たちの自立を支援するために、新たな取り組みを始めました。その名も「ねりま羽ばたく若者応援プロジェクト」。これは、東京都内で初めて都児相と連携した社会的養護自立支援事業であり、2024年4月から運営が開始される予定です。このプロジェクトの目的は、児童養護施設や里親の家庭で育った若者の不安を和らげ、彼らが自立した生活を送れるように支援することです。
自立支援の重要性
通常、18歳を迎えると、これらの若者は施設からの自立が求められるため、精神的にも経済的にも大きなプレッシャーを受けることになります。このような状況において、若者たちが安心して未来を見据えられる環境を整えることが必要不可欠です。「ねりま羽ばたく若者応援プロジェクト」では、自立のための生活支援や居場所の提供を行い、若者たちが希望を見出し、自らの意志で未来を切り拓く力を育むことを目指しています。
講演会の開催情報
このプロジェクトの周知と啓発を目的とした講演会も開催されます。具体的な日程は、2024年6月14日の土曜日で、午後1時30分から午後4時20分までとなります。場所は、練馬区役所地下多目的会議室で、講演会のテーマは「聞いてみよう社会的養護を経験した若者の声を」です。
講演会の内容
講演会は二部構成で、第一部では基調講演が予定されています。講師は社会的養護のスペシャリストである外川達也氏が担当し、「社会的養護と子どもたちのアドボケートについて」というテーマでお話しされます。第二部では「当事者だから今、話せること」というシンポジウムが行われ、実際に社会的養護を経験した若者たちの声が直接伝えられます。これにより、社会的養護の現状や必要性を多くの区民に理解してもらい、支援の輪を広げる狙いがあります。
参加方法
参加定員は100名で、先着順での受付となります。参加希望者は、練馬区の公式ウェブサイトまたは電話、ファックスで申し込むことができます。詳細は区のHPでご確認いただけます。
問い合わせ先
この「ねりま羽ばたく若者応援プロジェクト」は、練馬区子ども家庭支援センターの若者支援係が担当しています。具体的なお問い合わせは、電話03-3993-1051までどうぞ。今後もこのプロジェクトに注目し、若者たちが自立した未来を創り出せるよう、地域全体でサポートしていくことが求められます。