愛知県と情報経営イノベーション専門職大学、連携協定を締結
2025年5月27日、愛知県名古屋市で大村秀章愛知県知事と中村伊知哉学長が、情報経営イノベーション専門職大学(iU)との間でスタートアップ・エコシステム形成に関する連携協定の調印式を行いました。この協定の締結は、愛知県の「Aichi-Startup戦略」に基づくもので、スタートアップの支援と育成を目指しています。
連携の背景
愛知県は2018年に策定された「Aichi-Startup戦略」の中で、スタートアップ支援のための「STATION Aiプロジェクト」を推進。その中心となるのが、昨年10月にオープンしたスタートアップ支援拠点「STATION Ai」です。この拠点は、スタートアップを創出し、育成していくための重要な施設となっています。
連携協定を通じて、愛知県とiUはスタートアップの創出や事業の成長に関わる分野で協力し、イノベーションを生み出すことを目指しています。さらに、この協力は日本の産業の革新と、それに必要な人材の育成にも寄与すると期待されています。
具体的な取り組み
1.
スタートアップ創出・育成の推進: 両者はスタートアップを生み出すための具体的な活動を行い、また事業会社における新しいビジネスの開発をサポートします。
2.
アントレプレナーシップ教育の実施: 起業家精神を育てるための教育プログラムを共同で充実させることにより、実践的な知識とスキルを持った人材を育成します。
3.
イノベーション創出への寄与: その他、スタートアップの支援に必要なさまざまな手法やリソースにおいて協力していく方針です。
愛知県からのメッセージ
大村知事は、「この連携協定によって、iUが持つ起業教育の専門知識と、愛知県の産業基盤を融合することで、スタートアップ支援をさらに強化していく」と述べています。また、次世代を担う人材の育成や、新しいイノベーションが生まれることを期待していることも強調しました。
iUの中村学長の思い
中村学長は、6年前に大村知事から「STATION Ai」の構想を聞いた際の驚きと感動を振り返り、そのスケールと具体性に敬意を表しました。iUは今後も産学官連携を進め、さまざまなイノベーションを生参し、共同プロジェクトを展開していくことを目指しています。
この協定は、愛知県とiUが共同で築くスタートアップ支援の新たな一歩であり、今後の展開がますます楽しみです。両者のさらなる成長と発展を期待したいと思います。