デフリンピックと東京メトロ
2025-03-14 14:21:37

東京メトロ、デフリンピック2025に向けたバリアフリーの新たな取り組みを発表

東京メトロ、デフリンピック競技大会への参加とバリアフリー推進



2025年の東京で開催される第25回夏季デフリンピック競技大会に向け、東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)は公益財団法人東京都スポーツ文化事業団と協賛契約を締結しました。これは、同大会における東京メトロの「トータルサポートメンバー」としての役割を表明するものです。

東京メトロは、グループ理念として「東京を走らせる力」を掲げており、その活動の一環として、すべてのお客様が安心して便利に地下鉄を利用できる環境作りに力を入れています。これは障がいを持つ方々を含めたすべての人々に対する配慮であり、交通機関としての責任を全うするための重要な施策です。

バリアフリーへの具体的取り組み



1. 「みえるアナウンス」の導入



東京メトロは、聴覚に障害を持つ方や海外から訪れる旅行者に対して、駅構内のアナウンスを多言語で文字表示できる「みえるアナウンス」を導入します。これは2025年4月以降、全駅に展開される予定で、多様な利用者への情報提供の強化を図ります。この取り組みは、障がいのある方々が安心して利用できる環境作りに寄与するだけでなく、東京を訪れる外国観光客にとっても大変有益な施策です。

2. ホームと車両の段差解消の整備



さらに、障がいのある方が列車に乗降しやすくなるよう、ホームと車両の段差や隙間の縮小を進めています。具体的には、車いすスペースやフリースペースのある車両扉に対して、プラットフォームの嵩上げや車両の低床化を進めるなど、物理的なアクセスの向上を図っています。また、曲線ホームでは可動ステップを導入するなど、さらなる安全対策を講じています。

3. 障がい者向け体験イベント



教育の面でも、東京メトロは視覚に障害のある学生を対象に「鉄道施設体験会」を行っています。これは盲学校との協力の下、東京メトロ総合研修訓練センターで模擬ホームを利用し、駅設備の仕組みを学ぶ体験を提供しています。学生が実際に線路やホームに触れることで、より理解を深められる貴重な機会となっています。

まとめ



東京メトロの取り組みは、デフリンピック競技大会を通じて共生社会の実現に向けた重要なステップです。社会の一員として、そして交通機関としての役割を果たすため、今後もバリアフリー化に努め、すべてのお客様が安心して利用できる環境作りを進めていきます。デフリンピックの成功は、障がいを持つ方々が社会に貢献できる機会を広げる素晴らしい場となることでしょう。東京メトロは、その実現に向け交通面からの支援を強化してまいります。


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会社情報

会社名
東京地下鉄株式会社
住所
東京都台東区東上野3-19-6
電話番号

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