販促の未来を考えるセミナー開催
2025年4月18日、東京都で「売場・プロモーションの変遷とこれからの販促提案セミナー」が予定されています。これは、スーパーマーケットやドラッグストアなど、流通業界の売場における効果的な販促戦略を検討する重要な機会です。
現代の小売業が直面する課題
近年の社会環境は急速に変化しており、生活者の購買行動や売場の景色も大きく異なっています。特にコロナ禍を契機にデジタル化やリテールメディアの普及が進んでいますが、それに伴い、各業界での値上げやプライベートブランド(PB)の強化が進んでいます。さらに、メーカーと小売業の間の販促に対する評価は低下傾向にあり、アプローチの見直しが求められています。
売場の「一丁目一番地」での顧客訴求や、チラシやアプリを通じたメッセージの変化をキャッチアップすることは、成功へ導く重要な鍵です。最近では、原材料や物流費の上昇が商談の壁となり、より有効な提案が求められるようになっています。
セミナーの内容と講師陣
今回のセミナーでは、第1部にてマーケティング研究協会の塚本和之氏が、小売業に対するメーカーの販促提案の現状や、如何にして小売のニーズに対応すべきかという視点を解説します。
続く第2部では、小売業とメーカーの橋渡しをするコンサルタント、倉林武也氏が、実際のデータをもとに過去10年間の販促状況の変遷を詳しく語ります。特に、スーパーやドラッグストア店頭の売場がどのように進化してきたのか、また、その中で顧客のニーズがどう変わったかに焦点を当てます。
2部の焦点は、トレンドを踏まえた販促提案の新しい視点。従来の「モノを売る」といった考えから、「コトを売る」といった新たなアプローチの重要性が説かれ、デジタル活用や「共感と共創」をキーワードにした事例が紹介されます。
開催概要
このセミナーは都立産業貿易センター浜松町館で開催され、お一人様29,700円(税込)で参加できる予定です。
また、セミナーはオフライン形式で実施されるため、参加者は直接店舗に関する具体的な事例を体感できる貴重な機会となります。オンラインでは得られない実際の展開事例を通じて、今後の販促活動に役立つリアルな情報を手に入れられるチャンスです。
このセミナーの開催は、業界の最前線で活躍する人材や関係者にとって、さらなる成長を促す重要なステップとなるでしょう。興味のある方は、ぜひ参加を検討してください。