堺市に新たな産業ガスエンジニアリング拠点が稼働開始されます！

堺市に新たなエンジニアリング拠点が誕生！

2025年4月7日、大阪府堺市に産業ガスプラントと機器の総合エンジニアリング拠点『グローバルエンジニアリングセンター』が稼働を開始します。この新しい拠点は、国内外での産業ガス需要の増加に対応し、特にエレクトロニクス分野における競争力を高めることを目的としています。

新拠点の目的と背景

当社グループは、急速に成長を遂げているインドと北米市場に注力しています。インドでは製鉄所向けの産業ガス需要が増大しており、北米では安定した経済成長により、産業ガス需要も堅調に推移しています。特に、生成AI関連の大型半導体工場の新設や増強が進んでおり、産業ガス需要は今後も増加することが予測されています。

この状況に対応するため、分散している開発・エンジニアリング機能を一か所に集約することを決定しました。これにより人材や技術、情報を効果的に連携させ、より迅速にお客様にサービスを提供することが可能になります。さらに、プラント製作工場の製造能力を約2倍に拡大し、需要に応える体制を整えます。

新センターの概要

- 所在地: 大阪府堺市西区築港新町2丁6番地40
- 敷地面積: 約26,450㎡
- 投資額: 約60億円
- 稼働開始日: 2025年4月7日

この新たなセンターには、従業員同士が連携しやすいように、間仕切りのないフロア設計やさまざまなミーティングスペースが設けられており、業務効率の向上が期待されています。また、福祉休憩エリアも充実しており、働きやすい環境の整備に努めています。さらに、地震や津波に対する強固な設計が施されています。

プラント製作工場は、約5,655㎡の広さを持ち、空気分離装置や水素発生装置、LNG供給機器などが生産される予定です。この工場も2025年5月7日から稼働を開始し、海外への輸送能力を強化します。