岩手ビッグブルズ復興祈念試合の特別ユニフォームが決定
プロバスケットボールチーム「岩手ビッグブルズ」は、2024-25シーズンの特別ユニフォームに、アート集団「ヘラルボニー」の作品を採用することを発表しました。このコラボレーションは5年連続での実施となり、チームの復興への強い想いが込められています。
復興祈念の想い
ビッグブルズは、今シーズンも東日本大震災の復興を祈念した特別試合を行います。この試合に向けて、同チームは「ヘラルボニー」とのコラボレーションを心より嬉しく思っているとコメントしています。14年が経った今、震災当時に生まれた子どもたちも高校生になり、未来に向けた希望のバトンをつなぐ意義を感じています。その想いを形にした「未来予想図」というテーマの下、地域の若者たちの絵を通じて未来の希望を描くことを目指しています。
特別ユニフォームのデザイン
特別ユニフォームのカラーは「エターナルグリーン」。これは、チームがホームゲームを行う宮古市の地域を象徴しています。また、イエローを基調としたデザインにより未来への希望や明るい展望を表現しています。選手たちはこのユニフォームを身にまとい、力強くコートに立ちます。
デザインを手掛けたのはアーティストの伊賀敢男留。彼は、「グリーンを基調としたボディに合う色を」というテーマのもと、黄色を選びました。この色は「歓喜・快活・光明・発展」を象徴しており、復興祈念試合にぴったりな色とされています。"明日への希望"というテーマを掲げ、復興が進む一方でぶつかる壁も感じながらも、希望を持ち続けることの大切さを感じてもらいたいとの想いを込めています。
アーティスト紹介 - 伊賀敢男留
伊賀敢男留さんは1988年に東京で生まれ、アートの世界で活躍しています。色鉛筆やパステル、絵の具を使い分けながら独自の表現を追求し、近年素材を横断するような作品を数多く発表しています。また、20年間チェロを学んでおり、音楽とアートを通じて新たな表現を探求しているアーティストです。
試合スケジュール
特別ユニフォームは、以下のスケジュールで着用される予定です。
- 東京八王子ビートレンズ戦@盛岡タカヤアリーナ
- 新潟アルビレックスBB戦@宮古市民総合体育館(シーアリーナ)
- さいたまブロンコス戦@盛岡タカヤアリーナ
この特別な試合で、選手たちがどのように戦い、会場全体に「明日も頑張ろう」というエネルギーを届けられるか、期待が高まります。
ヘラルボニーについて
ヘラルボニーは「異彩を、放て。」を企業のミッションとして掲げ、アートを通じて新しい文化を創出しています。国内外の知的障害のあるアーティストたちの作品を大切にし、彼らの意思を尊重ながらプロジェクトを進行しています。これにより、アートを通じて社会に変革をもたらすことを目指しています。創業以来、アートを身にまといながら社会に異彩を送り届ける活動で注目されている、ヘラルボニーの今後の動向に注目です。