木製自動ドア「Selvans」がウッドデザイン賞2024を受賞
日本自動ドア株式会社が、木製自動ドア「Selvans」で「第10回 ウッドデザイン賞」を受賞しました。この受賞は、同社にとって初めての応募による初受賞であり、注目されています。木の良さを最大限に生かしたデザインが評価され、多くの関心を集めています。
持続可能な社会の実現へ向けて
日本自動ドアでは、埼玉県飯能市内に位置する自社工場の敷地内に、林業家の研修施設を設けています。この取り組みを通じて、伐採された木材を効率的に利用するためのプロジェクトが進行中です。特に、「Selvans」の開発は「地産地消」を理念とし、地域の優れた材木を用いて製品を作り上げることに重点を置いています。
このように、全国の材木業者や建具業者とパートナーシップを結び、地域の資源を活かした持続可能な製品創りに努めています。木材を地元で調達することで、運搬時の二酸化炭素排出の削減にもつながる工夫がされています。
さらに、木材を建築資材として使用することで、製品加工の過程においても持続可能性を考慮したCO2削減効果が期待されます。このような施策は、環境意識の高い現代における企業の積極的な取り組みとして、多くの支持を受けています。
Selvansの魅力
「Selvans」は、厳選された無垢材を用いて製作されています。その温かみのある質感や自然な色合い、さらに美しい木目がもたらす空間の調和は、住む人々にとっての魅力となっています。温かく、落ち着いた印象を与えるこのドアは、経年変化を楽しむことができ、使い込むことでさらに愛着が湧く特性を持っています。このような経年変化を楽しむことができる点が、持続可能な社会に寄与する理想的な素材選びとなっています。
環境に配慮した未来を目指して
日本自動ドアは、今後も環境を意識した技術革新を続けていくことを約束しています。GoGreenとテクノロジーの融合を進め、これまで以上に自動ドアの新しい役割と可能性を探求していく考えです。
ウッドデザイン賞とは
「ウッドデザイン賞」は、木の魅力をデザインによって再発見し、それを広めることを目的とした顕彰制度です。優れた建築や製品、研究などを評価し、表彰することで、木材の価値を高めようとしています。このような受賞は、企業やデザイナーにとっての名誉であり、更なる発展の舞台ともなります。
「Selvans」の受賞は、日本の木の文化を現代に引き継ぎ、さらなる持続可能な社会の実現に寄与する重要な一歩となることでしょう。