奈良市のデジタル化
2021-12-27 14:46:48
奈良市が取り組む疫学調査業務のデジタル化の最前線
奈良市では最近、疫学調査業務のデジタル化に向けた共同研究の取り組みが始まりました。このプロジェクトの推進役となるのは、東京都港区に本社を置く株式会社ガバナンステクノロジーズです。この企業は、行政の様々な課題をテクノロジーで解決することをの理念として掲げ、自治体におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の促進に力を注いでいます。
新型コロナウイルスの影響で、感染症関連の業務はこれまで以上に重要性を増しています。最近の感染者数の増加は、医療機関や行政に対して多大な負担をもたらし、従来の業務プロセスでは対応が難しくなっています。特に、オミクロン株の流行によって、今後もこの問題は続くことが予想され、基本的な感染症対策の見直しが急務と言えます。
このような背景から、奈良市とガバナンステクノロジーズは共同研究を立ち上げ、ICT(情報通信技術)を用いた業務効率化に取り組み始めました。具体的には、新型コロナウイルス関連の業務負担を調査し、どの部分にICT技術が適用できるのかを明らかにして、解決策を模索することが目標です。
奈良市の業務負担を軽減し、再感染拡大に備えるために、どのようなプロセスを踏むのか期待が寄せられます。また、奈良市で得られたノウハウは、他の自治体でも有効なフレームワークとして活用可能とされており、この共同研究を通じて生まれたソリューションは、全国の自治体に拡がることが見込まれています。
それにより、日本の行政機関は新型感染症に対してより強固な体制を築くことが可能になり、今後の災害やパンデミックに備える基盤を固めることができるでしょう。なお、ガバナンステクノロジーズは2020年に設立され、自治体のDX推進やシステム開発、業務コンサルティングを手掛けている企業です。
今後の展開として、具体的な運用方針やプロジェクトの成果が注目される中で、奈良市の取り組みは日本中の自治体にインスピレーションを与えることになると期待されています。これにより、地域のニーズに合った、効率的かつ効果的な行政サービスが提供されることが望まれます。
会社情報
- 会社名
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株式会社ガバナンステクノロジーズ
- 住所
- 東京都港区六本木7-3-24メゾン明石302
- 電話番号
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