山崎18年、史上初の快挙
2025年9月25日、イギリスのロンドンで開催された「第30回インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)」にて、サントリーのシングルモルトウイスキー「山崎18年」が全カテゴリーの最高賞である「シュプリーム チャンピオン スピリット」を初めて受賞しました。この受賞は、ジャパニーズウイスキー部門における同製品のトロフィー受賞に加え、すべてのエントリの中から選ばれた特別な栄誉です。
「山崎18年」は、過去においても2012年以来の評価を得ていますが、「シュプリーム チャンピオン スピリット」の獲得はこれが初めてです。同年に「山崎25年」、翌年には「山崎12年」が受賞しており、同一ブランドが3年連続でこの高名な賞を手にするのはISCの歴史の中でも前例がありません。
受賞理由と評価
審査員たちからは、「山崎18年」はその驚くべき滑らかさと力強い熟成感が見事に表現された逸品であり、他の製品と比べても圧倒的に優れているとの評価を受けています。ウイスキーの製造において、サントリーのチームは確かなスキルを持ち、今回の受賞に相応しいとして高く評価されました。
この受賞は、サントリーが長年にわたって追求してきたウイスキー品質の向上とブレンド技術の成果であり、またジャパニーズウイスキー全体への評価を一層高める意義ある出来事と捉えられています。
「角瓶」の連続受賞
さらに注目すべきは、サントリーの「角瓶」がジャパニーズウイスキー部門で2年連続ゴールドを受賞したことです。加えて、サントリーは各部門で優れた製品を生み出した企業に贈られる「プロデューサー オブ ザ イヤー」をジャパニーズウイスキー部門において6年連続で獲得しています。
インターナショナル・スピリッツ・チャレンジとは
この競技会は毎年イギリスで実施され、ウイスキー部門においては専門的な知識を有するブレンダーやディスティラーが、800品以上のウイスキーをブラインドテイスティングによって評価します。この厳格な審査方法は権威あるコンペティションとしての地位を確立しています。
山崎18年の特徴
「山崎18年」は、スパニッシュオーク樽で18年以上熟成された原酒を主成分としており、後熟したフルボディタイプのシングルモルトウイスキーです。甘やかなドライフルーツやチョコレートの香り、そしてミズナラ樽由来の深みのある味わいが特徴です。
角瓶の魅力
1937年に登場した「角瓶」は、日本人の味覚にマッチしたオリジナルの風味で、多くのファンに支持されています。山崎や白州、知多の原酒を適切に組み合わせ、甘美な香りとコクのある味わいが日常的に親しまれています。ハイボールとしても楽しめるこのウイスキーは、時代を超えて愛され続けています。
このように、サントリーのウイスキーはその品質の高さが各国で認められ続け、国際的な舞台での評価がさらに高まっているのです。今回の受賞が、その未来にどのような影響をもたらすのか、今後も目が離せません。