成蹊大学の特別企画展が開催
成蹊大学(東京都武蔵野市、学長:森雄一)は、2024年8月2日(金)から11月24日(日)まで、文学部日本文学科主催による特別企画展「中村春二の関東大震災―かたい握手にかがやく目と目」を成蹊学園史料館で開催します。この展示は、2024年に創立者中村春二の没後100年を迎えることを記念しています。
この企画展は、「中村春二・秋香プロジェクト」の一環として、文学部の学生が企画、準備、運営を行います。展示内容は中村春二の見解に基づくもので、関東大震災にまつわるさまざまな資料や当時の成蹊学園の児童たちの視点から構成されています。
学生参加型の展示
本展では、文学部の学生が成蹊学園史料館が所蔵する資料の調査を行い、それを基にした展示物やパンフレットを制作する予定です。全体のプロデュースも学生が主体となっています。特に、8月2日(金)から4日(日)のオープンキャンパス期間中には、学生による展示解説が実施される予定で、受験生や保護者の皆様に向けての説明や意見交換が行われるでしょう。
他にも学生たちが文献調査の基本的な知識や史料の重要性についての理解を深めるきっかけとなります。
展示内容概要
本企画展では、次の内容を展示します:
1.
関東大震災と成蹊学園
2.
地図でみる大震災
3.
子どもたちの日常
4.
成蹊を想って:春二の晩年と箱根
5.
春二の詩とことば
この多岐にわたる展示が、来場者に関東大震災の悲劇と、その中での人間ドラマを伝えることでしょう。
プロジェクトの背景
「中村春二・秋香プロジェクト」は、成蹊学園創立者中村春二の100周年を踏まえた三か年計画の一環で、同プロジェクトは2024年から2026年にかけて、春二とその父で国文学者の中村秋香に焦点を当てた研究や展示を行う予定です。1年目には「桃李のひと中村春二展」を開催し、今回は101年前の関東大震災に関連するテーマを取り上げる形になります。
このような活動を通じて、学生たちは歴史的な史料の価値を深く理解し、良質なリーダーシップを育むことを目指しています。
まとめ
成蹊大学の特別企画展「中村春二の関東大震災―かたい握手にかがやく目と目」は、学生が学び、成長する場であると同時に、地域社会への重要な発信の場ともなります。歴史を学び、記憶を留めることの大切さを伝える本展に、ぜひ足を運んでみてください。