井上石灰工業が合弁設立
2025-08-19 14:34:40

井上石灰工業が中国に合弁会社設立、高付加価値製品供給に期待

井上石灰工業、中国に合弁会社を設立



井上石灰工業株式会社は、2025年に新たに合弁会社『青島華綺井上新材料有限公司』を設立することを発表しました。これは、中国の青島華綺新材科技有限公司との協力のもと、長年培った技術力を活かし、高付加価値製品を供給することを目的としています。

合弁会社設立の背景



中国は14億を超える人口を有し、自動車生産で世界一を誇る国です。この大きな市場において、ゴム材料を含む多様な産業が急成長を遂げています。井上石灰工業は2018年から青島華綺を正規代理店として活用し、中国市場への進出を進めてきました。8年にわたる協力関係の中で、井上石灰工業の高い技術力と青島華綺の市場ニーズへの理解を融合させることで、新たな成長の機会を得ると確信し、この合弁が実現しました。

合弁会社では、現地生産によるコストの低減を図ることで、競争力を高めることが可能となります。また、粉末状の原材料をマスターバッチ化することで、製造現場の環境改善にも寄与することを目指しています。

合弁会社の概要



この合弁会社は“中国青島市即墨区環秀街道”に位置し、主に高活性酸化亜鉛やゴム用プレディスパージョンマスターバッチの製造を行います。資本金は1億円で、出資比率は青島華綺が60%、井上石灰工業が40%です。稼働は2025年10月下旬からを予定しており、初期の生産能力は5,000トン/年を見込んでいます。

両社代表からのコメント



合弁会社設立に際し、青島華綺新材科技有限公司の魏星総経理は、井上石灰工業が長い歴史の中で築いてきた信頼性と技術力が、共に未来を切り開く基盤となると語りました。この合弁を通じて、品質管理基準を守りつつ、技術革新への投資を続け、目標としては3年以内に高活性酸化亜鉛の月間販売目標を400トンに設定しています。

井上石灰工業の井上孝志社長も、日本市場に精通する自社と、中国市場の知識を持つ青島華綺が手を組むことで大きなシナジーを生むと確信しています。両社の取引関係が信頼の絆を築き、共に新たな未来を開く第一歩となることを願っています。

会社概要



青島華綺新材科技有限公司


  • - 設立:2022年
  • - 所在地:中国山東省青島市
  • - 事業内容:化学材料の生産及び販売

井上石灰工業株式会社


  • - 設立:1960年
  • - 所在地:高知県南国市
  • - 事業内容:多様な石灰製品の製造及び販売

新たな合弁会社に期待が寄せられる中、両社は競争力のある製品を中国市場及び東南アジア市場に提供し、業界に新たな価値をもたらすことでしょう。


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会社情報

会社名
井上石灰工業株式会社
住所
高知県南国市蛍が丘2丁目3番5
電話番号
088-855-9975

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