UPSIDER BLUE DREAM Fundがペイトナーに10億円の融資を実施
株式会社UPSIDERとみずほフィナンシャルグループの共同事業、UPSIDER Capitalが運営するデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Fund」が、東京を拠点とするペイトナー株式会社に対して10億円の融資を実行しました。このプロジェクトは、日本初のグロースステージスタートアップに特化したデットファンドとして、注目されています。
ペイトナー株式会社の革新的な金融サービス
ペイトナー株式会社は、「成長する全てのビジネスの、お金のストレスをなくす」というミッションのもと、フリーランスや中小企業に向けた金融サービスを展開しています。その中心的なサービスが、「ペイトナーファクタリング」です。このサービスは、フリーランスが入金前の請求書をすぐに買取ることで、最短10分で報酬を受け取れるオンラインファクタリング提供し、迅速な資金調達を可能にします。
加えて、別のサービス「ペイトナー請求書」によって、受け取った請求書を自動データ化し、管理から振り込みまでのプロセスを自動化します。これにより、請求書の紛失や支払い忘れを防ぎ、業務の効率化が実現します。
融資の目的とUPSIDER Capitalの想い
UPSIDER Capitalは、ペイトナーが提供するこれらのサービスを通じて、フリーランスや中小企業の資金繰りおよび業務効率化に寄与することに共感し、今回の融資を決定しました。ペイトナーの阪井優社長は、融資がもたらすスピード感と支援に感謝の意を表し、事業拡大を目指す決意を示しました。
UPSIDER Capitalの代表取締役、石神直樹氏も、ペイトナーとの面談の中で彼らのビジョンに共感し、両社の取組みが相互に強い意義を持つことを確認したと述べています。
融資のスピードと将来的な展望
UPSIDER BLUE DREAM Fundは、「ともに、速く、遠くに」をキャッチフレーズに掲げ、ステージごとにフレキシブルな資金調達を実施しています。最大10億円の融資を、最短1週間で実行可能としており、すでに2024年には約100億円の融資実績を見込んでいます。
ペイトナーへの融資は、UPSIDERが開発したAIを活用した与信モデルによるもので、これは今後のベンチャーデット市場において重要な役割を果たすことが期待されています。
ベンチャーデット市場の未来
UPSIDER BLUE DREAM Fundは、成長ステージの企業に新たな選択肢を提供することで、従来のデットファイナンスの枠を超えた展望を持つ存在としての地位を築いています。また、業界全体の健全な発展を目指し、情報提供や勉強会の開催などにも取り組んでいます。
ペイトナーとの提携を通じて、UPSIDERは新たな挑戦を続け、業界全体の発展とともに、スタートアップ支援を強化していく所存です。
まとめ
UPSIDER BLUE DREAM Fundによるペイトナーへの融資は、革新的な金融サービスの新たな展開を示し、フリーランスや中小企業に対する支援の強化を図る重要なステップとなります。今後も両社の協力によって、経済の活性化と持続可能な社会の実現に向けた力強い動きが期待されます。