大分県大分市に位置する社会医療法人恵愛会の大分中村病院が、新たにオウンドメディア『リバイタル』を公開しました。ウェブメディアのテーマは「ウェルビーイング」。この用語は、ただ病気がない状態ではなく、心身ともに満たされた状態を指し、世界保健機関(WHO)でも健康の新しい概念として広く認識されています。
当院は1966年に、障がい者スポーツの研究・推進に貢献した故・中村裕博士によって設立されました。中村博士は、社会復帰の重要性を強く訴え、患者に対するリハビリテーションの必要性を認識しました。その理念をもとに、当院は、救急医療の提供からリハビリテーションに至るまで、地域医療の中心的存在として成長してきました。
新しいウェブメディア『リバイタル』は、病気や怪我に不安を抱える患者やその家族に寄り添うことを目的としています。「病気だけでなく、本気で人間と向き合う」の理念を実践する内容を目指し、さまざまなストーリーやノウハウを発信します。
オウンドメディア名の「リバイタル」は、「再び生き生きさせる」という意味を含んでおり、当院のロゴである「リバイタルマーク」にもその思いが込められています。このマークは、Oita Nakamura Hospitalの頭文字「ONH」を基にデザインされ、当院の職員の情熱を象徴しています。
現在、オウンドメディアは様々な記事を展開中です。例えば、介護保険サービスに関する記事や、患者さんが退院後も運動を続けられるようにする「お尻上げ運動」の紹介といったコンテンツがあります。特にこの運動は、シンプルかつ効果的で、動画による解説も行われており、誰でも簡単に実践できるようになっています。
さらに、来年にはパリ2024パラリンピックに帯同する看護師の記事も公開予定です。当院では毎月新たな読み応えのある記事を発表していく計画で、患者様にとって有益な情報を提供し続けます。
終わりに、こうした取り組みが、患者さんだけではなく、そのご家族や地域社会にとってもポジティブな影響を与えることを期待しています。「ウェルビーイング」の概念を通じて、より多くの人々が自分自身の健康と向き合い、充実した生活を送る手助けとなるでしょう。ぜひ『リバイタル』を訪れて、新しい健康情報を手に入れてください。