ほめ育の日の意義
2022-10-12 15:00:01

子どもたちの自信と未来を育む「ほめ育の日」の重要性とは

10月19日は「ほめ育の日」



10月19日は「ほめ育の日」として、日本全国が子どもたちの成長を応援する日です。この日は、株式会社スパイラルアップ代表の原邦雄氏が設立した「ほめ育財団」が制定したもので、子どもたちを褒めて育てる意義を広めるための特別な日として認知されています。2007年に原氏がこの活動をスタートさせたことを記念した日付でもあります。ほめ育の日の目的は、世界中の人々に愛や自信を持ってもらい、心に温かさを与えることです。毎日、大切な人や自分を一回でも褒めることで、ほめ言葉があふれる豊かな社会を築くことを目指しています。

ほめ育とは何か?



「ほめ育」とは、「ほめて育てる教育」の略称であり、これまでの教育経験と脳科学、さらには心理学を融合させた新たな教育メソッドです。この教育法は、個々の可能性を最大限に引き出し、幸せな人生を送れるようになるためのものです。ほめ育の理念は、すべての人間は褒められるために生まれてきたという真理を基盤にしています。

東京・東大和市に位置する谷里保育園は、このほめ育を実践することで注目を集めています。園長の白相奈津子氏は、「年齢に応じた自立」を大切にし、そのためにはほめ育が必須であると述べています。子どもたちが自ら成長し、行動を起こせるようになるための力を引き出すには、褒め合う関係が不可欠です。心に残る温かい言葉は、やがて自信や行動の変化につながります。「ほめ育」かつ「感謝」の精神を広げることが、今後の教育の鍵となるでしょう。

ほめ育フェスティバルの開催



谷里保育園では、毎年10月19日に「ほめ育フェスティバル」を開催しています。このイベントは「人は褒め合うために存在する」というシンプルな真理を実現したものです。子どもたち同士だけでなく、保護者や保育士との間でも褒め合う場を設け、自尊心や自己肯定感を高めることを狙いとしています。

2022年のフェスティバルでは、さまざまなプログラムが用意されました。第1部では鍵盤ハーモニカの演奏や、ほめ育をテーマにした寸劇、ダンスなどが披露され、参加者同士が楽しみながらほめ合いました。第2部では、ほめ育の歩みを知るための展示やビデオレター、くじ引きコーナーなどが設置され、多くの子どもたちや家族が参加しました。このような機会は、教育の場だけでなく、家庭や地域全体での「ほめ育」を広める重要性を示しています。

ほめ育を導入する意義



関西に位置するげんきこども園の理事長である向井秋久氏は、ほめ育は単なるほめ言葉を投げかけることとは異なると述べています。詳しくは、ほめることでどう成長に結びつけるかがポイントだ。また、しつけも教育の中で重視し、良い所を認め、悪い点は適切に指導することが求められます。良好な人間関係を築くためには、保育者や保護者が子どもの可能性を信じ、愛情を注ぐことが大切です。

さらに、ほめ育の仕組みは職場環境にも良い影響を与えることが明らかになっています。げんきこども園では、職員同士が互いにほめ合う「ほめシート」を導入し、円滑な人間関係を築くことで、新卒者の離職率を大幅に引き下げる成果を上げています。人を褒める文化が育まれることで、組織全体の活力が生まれることが期待されています。

原邦雄の活動と今後の展望



原邦雄氏は、日本発の「ほめ育」を世界18か国に広め、100万人以上に影響を与えてきました。彼は教育現場から生まれた実践的な方法を基に、企業や教育機関に導入し、社会全体に「ほめ育」を広げています。また、彼はカンボジアやインドの児童養護施設への支援活動も行っており、トライアスロンやピアノなど多彩な趣味を持ちながら、多方面での活動を行っています。これからの「ほめ育」は、ますます多くの人の未来を明るく照らすことでしょう。

会社情報

会社名
株式会社スパイラルアップ
住所
大阪府大阪市中央区島之内1-13-28ユラヌス21ビル1階
電話番号
06-6281-1226

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