観光業の人材確保に向けたダイブの現地採用イベントの実施

観光業の人材確保へ向けたダイブの動き

株式会社ダイブ（東京都新宿区）は、2025年9月26日から27日にかけて、インドネシア・ジャカルタで特定技能人材の現地採用イベントを開催しました。このイベントは、観光施設の人材不足を解決するために、同社が取り組んでいる一環です。

イベントの概要

ダイブは全国に5900以上の観光施設を持つ企業で、今回のイベントにはヒルトン沖縄宮古島リゾートが参加しました。イベント期間中には、現地日本語学校に通う学生たちとの面接を実施し、合計で14名の採用が決定しました。具体的な内容と参加校は以下の通りです。

- 日程: 2025年9月26日〜27日
- 場所: インドネシア・ジャカルタ
- 主催: 株式会社ダイブ
- 参加企業: ヒルトン沖縄宮古島リゾート
- 参加の日本語学校: INA日本語学校（参加人数：25名）、HADETAMA日本語学校（参加人数：35名）

ダイブの現地採用支援活動

ダイブのこれまでの取り組みの一環として、観光業界の人材不足問題に対処するため、国内外での採用支援を進めてきました。今回の現地採用イベントでは、地域の送り出し機関と連携し、スムーズな面接を実現しました。これにより、日本のホテルで働きたいという意欲ある学生に、実際に面接を通じて機会を提供しました。

現地採用会の意義

イベントの様子を振り返り、ヒルトン沖縄宮古島リゾートの採用担当者、城後ゆかりさんは、現地での面接や学生との対話を通じてインドネシアの文化や生活について知識を深め、自社の人材採用に関する視点を広げることができたと振り返ります。これまでオンラインでの面接が主流でしたが、対面での面接によって候補者の真剣さや思いを直接感じることができたとのことです。

また、彼女は特定技能人材の受け入れを積極的に行う理由として、国籍に関係なくおもてなしを提供できるという理念があると述べています。具体的には、宮古島という特異な環境において外国人を含む人材を採用する選択肢を広げることが大切だと考えているそうです。

新たな人材の声

採用された学生たちのコメントも印象的です。クリスティアンさんは「日本で多くを学びたい」と語り、エルニ・マリンダさんは「おもてなしの心を学び、将来はマネージャーを目指す」と明言。日本の文化や環境への興味を語っており、彼らの熱意が感じられます。

ダイブの支援体制

株式会社ダイブは、日本の観光業の成長を支えるために、人材確保のためのサービスを提供。外国人人材の採用から就労後の支援まで、ワンストップでのサポートを行っています。特に、ビザ申請や住居確保を含む特別な支援を通じて、安心して働ける環境を確保しています。

ダイブでは、特定技能外国人に対する支援を行う上で、理解できる言語での対応を重視しており、日本語検定N4以上のスキルを持つ外国人を対象に多言語でのサポートを行っています。

まとめ

今回の現地採用イベントは、ダイブにとっても参加企業にとっても大きな成功となりました。人材不足が深刻化する観光業において、このような国際的な採用活動を通じて、持続可能な人材確保の道を切り拓いていくことが求められています。今後も、観光業が日本経済を支える大きな柱であることを忘れず、ダイブはその一翼を担っていくことでしょう。