サンシャインシティ、AI警備システムを導入し安全性向上へ

東京都豊島区に位置する大型複合施設、サンシャインシティが9月5日からAI警備システム「AI Security asilla（アジラ）」の本格運用を開始しました。この新しいシステムは、警備業務を委託している株式会社アール・エス・シーとの共同によって実現したもので、施設内の安全性を格段に向上させることを目指しています。

AI警備システムは、実際の運用に先立ち、2023年11月9日から防犯カメラを使用した実証実験が行われました。実験では、AIが防犯カメラの映像を解析し、人の行動を瞬時に検知。これにより、混雑状況や不審行動を早期に発見し、さらに転倒事故など様々な危険を迅速に認知することが可能になりました。結果として、警備の質の向上と業務の効率化に繋がる道筋が確認されたため、正式な運用が開始されたのです。

サンシャインシティは、年間3,000万人以上の来街者を迎える多彩な施設で構成されています。ここには水族館や展望台、ショッピングセンター、レストラン、イベントホール、オフィス、ホテル、駐車場などがあり、地域の人々や観光客が多く訪れます。このような多様なお客様に対し、安心して楽しんでもらえる環境を提供するため、AI警備システムは欠かせない役割を果たすことでしょう。

実際にサンシャインシティでは、2022年6月より、セコム株式会社の自立走行のセキュリティロボット「cocobo（ココボ）」を導入し、さらなる警備の革新に取り組んできました。これに続いてのAI警備システム導入であり、最新技術の活用により、安全で快適な環境創造が一層進むことが期待されています。

AI警備システムを導入したことで、サンシャインシティの全体の管理運営面での安心感は大きく向上し、訪れる人々にとっても居心地の良い場所となることでしょう。今後も、進化し続ける技術によって、より強固なセキュリティが求められる中、サンシャインシティは最前線でその役割を果たしていく意向を示しています。

AI警備システムの導入は単なる最先端技術の採用に留まらず、施設全体の安定性と信頼感を高める重要な一歩です。サンシャインシティが今後どのように進化していくのか、ますます注目が集まることでしょう。