薬理学実習シミュレーター進化
2022-10-06 13:00:01
動物実験の代替手段!オンライン薬理学実習シミュレーター「Pharmaco-PICOS」が進化
動物実験の代替手段として進化したオンライン薬理学実習シミュレーター「Pharmaco-PICOS」
近年、動物実験の倫理的な問題が注目されています。教育目的であっても動物を犠牲にすることは、可能な限り避けるべきという考え方が広まっています。
そんな中、イーグリッドと島根大学が共同開発したオンライン薬理学実習シミュレーター「Pharmaco-PICOS」が、動物実験の代替手段として注目されています。
「Pharmaco-PICOS」は、モルモットへの投薬実験を再現したシミュレーターです。医療系大学、看護、農学部などで、薬理学実験の教育に活用されています。
今回のアップデートでは、腸管と血圧の実験で、それぞれ5種類と4種類の薬品が追加され、合計18種類の薬品を使用してシミュレーションできるようになりました。これにより、よりリアルな薬理学実験をシミュレーションすることが可能になり、学生たちの理解を深めることができます。
アップデートのポイント
今回のアップデートでは、以下の点が強化されました。
薬品の追加: 腸管シミュレーターではパパベリン、セロトニン、オンダンセトロン、クロルフェニラミン、モサプリドの5種類が追加されました。血圧シミュレーターでは、ノルアドレナリン、フェニレフリン、アンジオテンシンⅡ、ロサルタンの4種類が追加されました。
薬品のシミュレーションデータ更新: 腸管シミュレーターではアセチルコリン、アトロピン、ヒスタミン、血圧シミュレーターではアドレナリン、イソプレナリン、プロプラノロール、アセチルコリン、アトロピンのシミュレーションデータが更新されました。
* その他: 動作仕様も変更され、より使いやすくなりました。例えば、薬品の反応が収まるまで、他の薬品を投与できないように変更されました。また、反応抑制薬は、シミュレーションをリセットするまで1種類しか投与できないように変更されました。さらに、血圧シミュレーターでは心拍の値の変化もグラフに表示されるようになりました。
動物実験の負担を軽減し、教育の質を高める
「Pharmaco-PICOS」は、動物実験の負担を軽減し、教育の質を高めるための画期的なツールです。
今後もイーグリッドと島根大学は、よりリアルで効果的なシミュレーション環境を提供するために、研究開発を進めていく予定です。
会社情報
- 会社名
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株式会社イーグリッド
- 住所
- 島根県出雲市常松町526
- 電話番号
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