新たな居住空間「Caland鬼越」が誕生
千葉県市川市に、障害のある女性や母子が安心して生活できるグループホーム「Caland鬼越」が2026年1月にオープンすることが決まっています。このプロジェクトは、NPO法人ダイバーシティ工房が運営し、IKEA Tokyo-Bayからの大規模な支援が行われました。この支援は、IKEA Family募金の一環として実施されたもので、家具や空間コーディネートの寄贈がありました。
グループホームの整備内容
「Caland鬼越」では、各居室に玄関・キッチン・トイレ・浴室が備えており、一人暮らしを目指す女性や妊産婦にとって最適な住まいを提供します。入居者は安心して生活をスタートできる環境が整えられており、今後の入居相談も受け付けています。
当日は、約30名のIKEAスタッフが参加し、搬入から組み立て、設置までを一日で行い、新しい居住空間が温かい雰囲気に変わりました。これは、入居者が自然に生活をイメージできる空間作りを意識して行われました。
IKEA Family募金の背景
IKEAが展開する「IKEA Family募金」は、社会的・経済的に困難な状況にある子どもたちやそのご家族が、安心できる住まいを持てるようにサポートする活動です。利用者が店舗での会計時にIKEA Familyカードを提示すると、その寄付が地域の支援団体に届く仕組みです。
これまで、IKEA Family募金を通じて多くの居住支援プロジェクトが実現してきましたが、「Caland鬼越」もその一環となります。代表の不破牧子氏は、住まいの環境が人の気持ちに与える影響を強く実感しており、IKEAの支援に感謝を述べています。
ダイバーシティ工房の取り組み
ダイバーシティ工房は、障害者やその家族の生活支援を行うため、様々な事業を展開しています。学習支援や保育、アウトリーチ活動に加え、生活支援の拠点として自立援助ホームやグループホームも運営しています。このような活動を通じて、地域に根差した支援を行い、より良い社会づくりを目指しています。
今回のプロジェクトが、特にDVや経済的困難を経験している女性たちにとっての希望となることを願っています。
今後の入居相談窓口
「Caland鬼越」では、入居希望者からの相談を随時受け付けています。支援機関や医療機関からの紹介も可能で、入居を希望する方に向けたシステムが整えられています。
この新しい居住空間が、多くの方々にとって心地よい住まいとなることを期待しています。
施設概要
- - 施設名: 障害者グループホーム「Caland(カランド)鬼越」
- - 所在地: 千葉県市川市北方
- - 開設月: 2026年1月
- - 対象: 障害のある女性(母子入居可)
- - 運営: NPO法人ダイバーシティ工房
- - 公式サイト: こちらをクリック
ダイバーシティ工房は、住まいの提供だけでなく、そこに住む人が安心して落ち着ける空間づくりに注力しています。新しいグループホームが地域社会に新たな希望をもたらし、多くの人々に必要なサポートを提供できることを心より願っています。