障がい者就労支援と地域共生を目指す新拠点が大宮に誕生

さいたま市大宮に誕生する新たな就労支援拠点

さいたま市大宮区に位置する複合施設「Bibli」内に、障がい者就労支援事業所「バーガーテラス」大宮店が開業します。デコボコベース株式会社が運営するこの新拠点は、令和7年12月10日（水）に正式にオープンします。この事業は、障がいのある方々が実際の店舗で働き、一般のお客様との接点を持つことで、将来的な一般就労に繋げていくことを目的としています。地域に開かれた持続可能なビジネスモデルとして、全国初となる「障がいのある方が主役として活躍する」チェーンストアのスタート地点ともなるこの取り組みは、地域の福祉の未来を切り拓く重要な一歩です。

温かみとデザイン性の融合

「バーガーテラス」の最大の魅力は、こだわりの食材を使用した和牛100%のハンバーガーです。さらに、内装デザインは「iF DESIGN AWARD 2024」で受賞したデザイナーが手掛けており、訪れる人々に心地よい空間を提供します。また、特に注目すべきは、秘伝のレシピで作られる自家製バンズ。この「バンズの神様」と称されるシェフの技術に裏打ちされたハンバーガーは、一度食べたらやみつきになること間違いなしです。

Bibliとの融合

「バーガーテラス」は、旧図書館の役割を受け継ぎながら、観光や地域ビジネスの拠点としても機能します。「Bibli」の理念に深く共鳴し、大宮の地域活性化に寄与することを目指しています。地域企業との連携を通じて、大宮全体の賑わいを創出し、訪れる人々に新たな価値を提供します。

さいたま市のノーマライゼーション理念

さいたま市は、全国でも早くから「ノーマライゼーション条例」を設け、障がいのある人もない人も共に暮らせる環境づくりに尽力しています。この新事業は、その理念を具体化したものであり、市民や観光客、さらに障がいを持つ方々が自然に集まる場所を生み出すことで、全国への福祉の未来を示すモデルケースとしての役割を果たすことを狙っています。

メディア発表会の開催

新たな店舗の開業に際し、メディア向けの発表会も行われます。日付は令和7年12月9日（火）で、さいたま市長がご臨席され、市の福祉政策や新店舗の役割についてのご挨拶が予定されています。発表会では事業概要の説明や商品試食会、フォトセッションなども行われ、地域の方々とのつながりを深める機会として活用されるでしょう。また、バーガーテラス大宮店の事業担当者への連絡先も用意されており、興味のある方は直接お問い合わせが可能です。

この新たな取り組みが、地域に根ざし、障がい者の方々が活躍する場を広げることを期待しています。皆さんも、大宮の「バーガーテラス」に足を運び、応援してみてはいかがでしょうか？