カクヤス、廃食用油回収サービスを拡大
株式会社カクヤスは、家庭や飲食店から排出される廃食用油の回収サービスを、11月1日から関西と九州地域でも開始すると発表しました。これにより、リサイクルの機会は一層進化し、地域のサステナビリティ活動に寄与することを目指します。
廃食用油の再資源化へ向けた取り組み
カクヤスが回収する廃食用油は、持続可能な航空燃料(SAF)やバイオディーゼル燃料(C-FUEL)として再資源化される予定です。この活動は、2023年6月から始まった首都圏での取り組みに続くもので、これまでの回収量は9月末時点で10トンを超えています。これらの燃料は、温室効果ガスの削減に大きく寄与する可能性があるため、国も供給を促進しています。
SAFとC-FUELについて
SAFは動植物由来のバイオマスや廃食用油を原料としており、従来の航空燃料に比べて環境負荷が低減されます。一方、C-FUELは温暖化ガス削減に繋がる軽油の代替品として、急速に注目を集めています。これらの燃料を利用することで、カクヤスは環境保護に対する積極的な姿勢を示しています。
2way型サービスの利便性
カクヤスでは、家庭向けと飲食店向けに、年中無休で飲料や食品を幅広く提供し、即日配送を行っています。この独自の物流システムを活かし、廃食用油の回収も商品配達時に行える社会貢献型の2way型サービスが特徴です。
加えて家庭の手前まで回収
家庭では多くの場合、廃食用油の回収が限られた手段で行われます。しかし、カクヤスの新サービス「リターナブル容器回収」と併せて、配達時に自宅前で廃食用油を回収できる仕組みを導入しました。これにより、利用者は手間をかけずに環境保護へ貢献できるため、非常に便利です。
飲食店との協力でSDGsに貢献
また、飲食店向けには、毎日の配達サービスを活用し、一斗缶などから廃食用油を回収することが可能です。特に専用カバーを用意することで、運搬時の漏れを防ぎ、効率的な回収を実現しています。これにより飲食店も参加しやすく、SDGsへの貢献策としても注目されています。
利用方法の簡素化
回収依頼は、商品注文時に電話でリクエストするか、カクヤスの店舗で商品購入時に依頼するといった簡単な方法で行えます。一般家庭向けと飲食店向け、それぞれのサービスの詳細はカクヤスのウェブサイトで確認できます。これにより、企業と消費者の結びつきが強化され、共にエコ活動に取り組むことができます。
カクヤスのサステナビリティへの姿勢
カクヤスグループの基本方針には「持続可能な社会の実現」と「グループの成長」が掲げられており、その実現のために社会課題や地球環境に配慮した事業展開が求められています。廃食用油の回収サービスは、その一環として重要な役割を果たしています。
未来の環境に配慮した今日の取り組みとして、多くの人々に歓迎されることを期待したいものです。カクヤスがこのプロジェクトを通じて得られる成果は、関西・九州エリアの環境意識の向上にも繋がることでしょう。