オオクワガタに人生を懸けた男たち
少年時代、誰もが一度は憧れた昆虫、オオクワガタ。そんなオオクワガタに情熱を注ぐ男たちの物語を描いた新刊が、写真家・野澤亘伸の手によって生まれました。彼のノンフィクション『オオクワガタに人生を懸けた男たち』が、2024年8月7日に双葉社から刊行されます。カメラマンとしてだけでなく、作家としても活躍する野澤亘伸が描くこの物語は、男たちがどのように夢中になり、オオクワガタの生息地を探し続けるのかという感動の記録です。
インフィニティー・ブラックが追い求める憧れの昆虫
本書の中心となるのは、オオクワガタの採集を行う集団「インフィニティー∞ブラック」のメンバーです。オオクワガタは、その美しさと希少性から、男たちの心を惹きつける存在。自然界でその姿を見かけることは極めて難しく、多くの少年たちは図鑑でその写真やイラストに憧れを抱いてきました。そんな憧れを抱く彼らが集まったのがインフィニティー・ブラックであり、未発見の生息地を見つけるという共通の目的を掲げています。
野澤亘伸の執筆への思い
著者の野澤は、雑誌の取材を通じてインフィニティー・ブラックのメンバーと深く交流し、その経験が本書の執筆へと繋がりました。彼は次のように語っています。「長年の採取経験から得た知識や、図鑑には載っていないオオクワガタの真の生態に関する情報を残したい、記録したいという強い思いが湧いてきました。」彼の情熱が、この物語の大きな力となっています。
本書の内容
本書では、オオクワガタに魅了された男たちの情熱だけでなく、未知の生態が明らかにされます。以下は、本書の章立てです。
1. 森のケモノ
2. 山梨最強の男
3. 孤高のフロンティア精神
4. INFINITY∞BLACKの遺伝子を受け継ぐ男
5. INFINITY∞BLACKの知恵袋と生き字引
6. 役者の道と虫の道
7. ラスボス登場
また、特別対談や鼎談も収録されています。解剖学者の養老孟司との対談、昆虫系YouTuberのたえたそとの鼎談は、彼らの情熱がどのように育まれているのかを深く掘り下げています。
読みどころとメッセージ
本書は、虫への憧れと冒険心に突き動かされる永遠の少年たちの姿を追った感動的なノンフィクションです。虫採りに憧れた少年時代を思い出しながら、読者に共感を呼び起こすこと間違いなしです。オオクワガタの生態を知り、彼らの情熱を感じることで、読者は自然との繋がりを再確認できるでしょう。
この一冊は、オオクワガタに人生を懸けた男たちの情熱溢れるストーリーです。
書誌情報
- - 書名:オオクワガタに人生を懸けた男たち
- - 著者:野澤亘伸(のざわひろのぶ)
- - 判型:四六判
- - 頁数:292ページ
- - 定価:1980円(税込)
- - 発売日:2024年8月7日(水)
- - ISBN978-4-575-31889-0 C0076
著者のプロフィールや関連情報については、公式サイトやSNSもチェックしてみてください。
著者情報
- - 野澤亘伸(のざわ・ひろのぶ):1968年栃木県生まれの写真家、作家。事件報道や芸能スクープを手掛け、多数の雑誌で幅広く活躍しています。受賞歴も豊富で、昆虫への情熱を持っている。
- - 養老孟司(ようろう・たけし):解剖学者で東京大学名誉教授。昆虫に大変精通し、多くの著書を持つ。
- - たえたそ:シンガーソングライターで、昆虫をテーマにしたYouTubeチャンネルを運営しています。