宮城県の展示会で注目された林業機械
2025年10月5日、宮城県石巻市の仙台塩釜港で開催された「みやぎ2025森林・林業・環境機械展示実演会」において、総合建設機械レンタルの株式会社アクティオが出展しました。このイベントは全国育樹祭の記念行事であり、多くの来場者で賑わいました。
アクティオが紹介したのは、林業の安全性を向上させる新型機械やソリューションです。特に注目を集めたのは、遠隔操作が可能な「ラジコン式地拵機」と、作業効率が2倍以上向上する「神刈RJ1016」というラジコン草刈機でした。これらの機械は、業界関係者から高い評価を受け、多くの質問や注目が寄せられました。
「ラジコン式地拵機」は、最大60度の勾配を自由に走行でき、100m離れた場所から安全に操作できるため、地拵え作業をより効果的に行える機械です。一方、「神刈RJ1016」は、短時間で広範囲の草刈りが可能で、省力化に寄与するハイブリッド仕様となっています。エンジン停止時でも約25分間の電動走行ができるため、非常に便利です。
また、アクティオに加えて、グループ会社であるエスアールエス、電動舎、東海大阪レンタル、イブキ産業、あさひコーポレーションも出展し、各社が製品を紹介しました。これによりグループの総合力と幅広い対応力が示され、多くの来場者にアピールしました。
展示会では実機のデモンストレーションも行われ、参加者は実際の使い方を見たり質問したりする機会がありました。さらに、アクティオの担当者と機械メーカーが行ったトークショーも好評で、ラジコン式機械の導入や活用事例が紹介され、来場者の関心を集めました。
展示内容は多岐にわたり、今後の作業動画の公開や新製品の展開についても触れられました。また、引き続き、グラップルや林業用車両などの中古機械販売も行い、多様な提案がなされました。
秋の訪れと共に、森林業界の最新技術が集結したこの展示会は、今後の林業の発展に貢献することが期待されています。アクティオの参加によって、林業現場の安全性と効率を高める新たな可能性が示されたといえるでしょう。