障がい者支援の質を向上させる新たな提携
株式会社すららネットと株式会社Lean on Meが業務提携を結び、知的・発達障がいのある子どもたちへの支援を強化することが発表されました。今回の提携は、双方が持つ独自の強みを活かし、より良い学びの環境づくりを目指しています。
業務提携の背景
すららネットはAIを活用したアダプティブなICT教材「すらら」を提供しており、学校や学習塾、さらには放課後等デイサービスでも広く使われています。一方、Lean on Meは障がい者支援に特化したeラーニングサービス「スペシャル ラーニング」を提供し、障がい福祉の現場での具体的な支援手法を学ぶことを支援しています。
提携の具体的内容
今回の提携により、両社はすららを利用している放課後等デイサービスや児童発達支援事業所において、Lean on Meの「スペシャル ラーニング」を効果的に紹介し、導入を推進することになります。これにより支援の質を高め、障がいを持つ子どもたちに対する教育環境を整えていくことを目指しています。
統合されたアプローチ
すららネットは、「すらら」を通じて個々の子どもたちに合わせた学習を提供しています。学力や認知特性に基づいたアプローチによって、子どもたちが自分のペースで学ぶことを可能にします。Lean on Meの「スペシャル ラーニング」では、障がいのある方への理解を深めるための研修動画が提供されており、関係者が必要な知識を自ら選んで学べるようになっています。
この連携により、現場の支援者たちがより効果的に子どもたちを支えることができる環境がつくられます。両社の代表が語るように、支援する大人が学び続けられることで、子どもたちへの教育も飛躍的に質が向上すると期待されています。
代表者の思い
業務提携について、Lean on Meの代表取締役である志村駿介氏は、自らの経験を踏まえた上でこの提携の意義を強調しました。彼には障がいのある弟がいることから、障がい者支援の重要性を痛感し、より良い支援のためのコンテンツ開発に取り組んできました。志村氏は5年前にすららネットの湯野川社長と出会い、今回の提携に至ったことを喜びつつ、今後の発展に期待を寄せています。
一方、すららネットの湯野川孝彦社長は、支援する側の人間も成長し続ける必要があることを示唆し、それが最終的には子どもたちの学びの質につながると語ります。
新たな教育エコシステムの確立
この提携は、障がいのある児童が毎日安心して学び、成長できる環境を提供するだけでなく、支援者も成長できる仕組みを整えることが重要です。すららネットとLean on Meが手を取り合うことで、生徒たちがより充実した教育を受けられる新たなエコシステムが形成されることが期待されます。
最終的に、両社の協力によって、障がいのある子どもたちが当たり前のように学びを享受できる未来が訪れることを願っています。
会社概要
- 所在地: 大阪府高槻市
- 設立: 2014年
- URL:
https://leanonme.co.jp
- 所在地: 東京都千代田区
- 設立: 2008年
- URL:
https://surala.jp/