一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーションが主催する『スポGOMI甲子園2024・青森県大会』が7月6日(土)に青森駅前のビーチで開催されました。15歳から18歳の高校生13チーム、総勢39人が参加し、制限時間60分の中で、チームで協力してごみを拾い集め、その量と質を競い合いました。
今大会は、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として開催されました。
青森県大会では、昨年の覇者である県立五所川原農林高校が優勝候補に挙げられていましたが、青森山田高校のチーム黒岡が、競技開始早々に他のチームが拾いに行かない場所から多くのごみを回収し、着実にポイントを重ねていきました。
最終的にチーム黒岡は、3年連続出場の準優勝チームに253ポイント差をつけ、ごみ総量4kg、476.5ポイントを獲得し、2024青森県大会の頂点に立ちました。
優勝チームの代表者は、「県大会では上手くごみのある場所を見つけることができたので、全国大会でもごみのある場所を見つけてしっかりごみを拾っていきたいと思います。全国大会でも優勝できるよう頑張ります。」と、力強いコメントを残しました。
青森駅前に2021年にオープンした人工海浜「あおもり駅前ビーチ」は、観光客が多く訪れることから、毎日ボランティアによる清掃が行われています。そのため、一見するとごみは見当たりません。しかし、参加した高校生たちは、ビーチの脇や隅など、人の目が行き届かない場所にごみが落ちていることに気づき、それを拾い集めていました。
参加した高校生たちは、今回の大会を通して、ごみは探せばあることや海洋ごみ問題を身近に感じることができたのではないでしょうか。将来、ごみの削減や環境保全に繋がることを期待しています。
スポGOMI甲子園は、ごみ拾いをスポーツとして捉え、楽しみながら環境問題への意識を高めることを目的としたイベントです。今後も、多くの人が参加し、海洋ごみ問題の解決に向けて共に進んでいけるような活動を期待しています。