宮城県山元町の新たなビール醸造所、Faló Brewing
2025年10月28日、宮城県亘理郡山元町に位置する「Faló Brewing(ファロブルーイング)」が、正式にビールおよび発泡酒の醸造免許を取得しました。これにより、同所での醸造が本格始動し、2025年11月からの製造が開始される予定です。地域に根ざした唯一無二のビールの誕生に、期待が高まります。
1. 醸造免許取得までの道のり
「Faló Brewing」は2025年9月に醸造所の竣工を迎え、醸造免許の交付を受けるまでの道のりには多くのサポートがありました。今年4月に行なったクラウドファンディングでは、多くの方々が参加し、目標金額を達成。この成功は、地域の人々が応援してくれている証拠ともいえます。支援者には深く感謝の意を表したいと、代表の半田成氏は語ります。
2. Faló Brewing のビジョン
「Faló」という名は、イタリア語で「焚き火」を指します。焚き火の周囲に人々が集まるように、私たちが造るビールは地域に温もりを提供し、人々の交わりを促進する存在でありたいと考えています。私たちのミッションは、「ビールで明日をちょっとしあわせに」であり、高品質なビール作りを追求しています。国際的な品評会での受賞歴を持つ醸造技術で、ユニークな味わいを実現することが目標です。
3. 地域資源の活用
私たちのビールは素材にこだわり、地元山元町の特産品や規格外農産物を利用します。土地の風土や文化を感じさせるビール作りを進めており、使用済み穀物などを再利用した持続可能な製造プロセスを追求しています。地域資源を最大限に活かすことで、地元経済にも貢献したいと考えています。
4. 交流の場としての革新
地元の人々とのつながりを重視し、私たちは2021年に閉校した旧坂元中学校をリノベーションしています。この施設は単なる醸造所にとどまらず、人々が集える新たなコミュニティの拠点としての役割も果たします。地域の思い出を象徴する場所が、再び人を引き寄せる場となることを期待しています。
5. 経験豊かな醸造家の手で
代表の半田成氏は、食品・酒類業界で10年以上の経験を持ち、国内外での醸造に関わってきました。オーストラリアでの醸造責任者としての実績や、Australian International Beer Awards 2023でのGOLD受賞など、国際的な評価も得ています。彼のビジョンは「ビールを通じて人と地域を繋ぐ架け橋になりたい」という強い思いによるものです。
6. 今後の展望
Faló Brewingは2025年11月からの醸造を開始し、年内の製品リリースを目指します。リリース情報やイベント情報は、公式Instagram(
@falobrewing)で随時発信される予定です。地域と共に成長する新たなビールブランドの誕生を、ぜひ楽しみにしていてください。