ワールドファーム再建
2025-06-25 17:05:49

火災からの復活を目指す「ワールドファーム」再建プロジェクトが注目を集める

青森県階上町に位置する競走馬牧場「ワールドファーム」は、近年火災に見舞われたものの、力強く再建への道を歩き始めています。2025年5月4日に発生した火災では、厩舎2棟と事務所が全焼しましたが、幸いにも人的被害や馬の喪失はありませんでした。しかし、約10頭の1歳馬が過ごしていたスペースを失ったことで、牧場の運営は厳しい状況に置かれました。

「ワールドファーム」は、数々の名馬を生んできた歴史ある牧場で、特にハヤテノフクノスケは、天皇賞・春GIに出走した実績を誇ります。このような逸材が育った背景には、優れた育成環境があったことが大きな要因でしょう。

火災後、再建を目指す「ワールドファーム」は、2025年5月29日よりクラウドファンディングを開始しました。当初の目標は2,000万円であり、スタートから27日以内に1,000万円を超える支援額を達成しました。この成功は、SNSや競馬メディアでの注目を浴び、地域住民や競馬ファンの応援が後押しとなった結果です。

再建プロジェクトでは、企業支援を通じて、「つながりファンディング」という地域創生型クラウドファンディングのサポートを受けています。この仕組みにより、立ち上げからコンテンツ制作、広報活動までを一貫して支援し、プロジェクトの認知度を高めていきます。

支援金の使途は具体的で、焼失した厩舎と事務所の再建、馬たちが安全に過ごせる環境の整備、さらに未来の競走馬を育成するための基盤の再構築に用いられます。プロジェクトには、支援者へのリターンとして、限定ステッカーや馬のたてがみを利用したオリジナルストラップ、そして支援者名を掲示するサポータープランなどが用意されています。

特筆すべきは、2025年6月29日に行われる函館競馬場での第61回農林水産省賞典函館記念(GIII)へのワールドファーム生産馬・ハヤテノフクノスケが出走予定である点です。この馬の活躍は、牧場の再建プロジェクトにとって非常に大きな意味を持つでしょう。前回のレースでは強敵に直面しましたが、過去の成績から見ると、期待も高まります。

再生の道を進む「ワールドファーム」は、競走馬の育成に欠かせない役割を果たしてきた存在であり、今回の再建プロジェクトは、その意義を再確認させるものです。支援者たちの思いが集結し、田舎の魅力と競馬文化の発展が促進されることが期待されます。私たちもこのプロジェクトを応援し、「ワールドファーム」の復活を共に見届けていきましょう。


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会社情報

会社名
株式会社ファーストイノベーション
住所
東京都中央区晴海3-13-1ドゥトゥールEASTタワー52F
電話番号
03-6225-0214

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