四国水族館で開催される特別展「ニホンカワウソ大捜索隊司令部」
四国水族館が2026年3月20日(金・祝)から特別展「ニホンカワウソ大捜索隊司令部」を開催します。この展示は、特別天然記念物であるニホンカワウソに焦点を当てた魅力的な内容となっており、約200㎡の特別展示室で繰り広げられます。
かつて日本中に生息していたニホンカワウソですが、1979年の高知県須崎市での目撃を最後に生存の証拠が途絶え、環境省によって2012年には「絶滅」が宣言されました。ただし、愛媛県や高知県、徳島県のレッドリストには現在も絶滅危惧種として記載されています。事情を鑑みて、四国水族館ではニホンカワウソの歴史を探る機会を提供し、自然環境の保全の重要性を来館者に伝えています。
展示のタイトルにある『「記録の終わり」は「物語の終わり」ではない』というキャッチコピーの下、来場者がニホンカワウソの過去を知り、自らの関わりを考えるきっかけになればと考えられています。展示は単なる過去の掲示にとどまらず、楽しみながら学べるような体験型の構成が施されています。
展示の構成と詳細
本特別展は、おおよそ6つのセクションから成り立っており、来場者が参加意識を持って学ぶことができるように工夫されています。
1.
イントロ ガイダンス
ニホンカワウソに関する基礎知識を紹介。キャラクター化したニホンカワウソのお景隊長が登場し、捜索隊員としての心構えを伝えます。
2.
記録資料室
生存ストーリーや飼育記録といった資料が揃い、ニホンカワウソの存在を実感できるスペースです。貴重な毛皮も期間限定で公開されます。
3.
作戦指令室
モニターに流れる貴重な記録映像を眺めつつ、来場者自身の目撃情報がリアルタイムで更新されるコアゾーン。貴重な剥製も展示。
4.
トレーニングラボ
糞のにおい、足跡の識別など、探査に必要な技術を磨く場所で、実際のフィールド調査を模倣することも可能です。
5.
未来デスク
絶滅危機種の保護を考える展示で、記念撮影が楽しめる巨大なニホンカワウソの造形物も登場。
6.
カワウソショップ おった
発見の喜びを体感できるショップで、カワウソ関連のグッズやワークショップが楽しめます。
四国水族館は、自然と人とのつながりを再認識させる特別展を通じて、来館者がニホンカワウソの過去を知り、未来に思いを馳せる機会を提供します。私たちの生活のそばにいた大切な生き物がどのように環境と共に生きていたのか、皆さん自身の目で確かめに来てください。展示の詳細や最新情報は特設サイト(https://nihonkawauso.jp)にて順次公開予定です。
この特別展が、身近な自然に目を向け、親しむきっかけとなることを目指しています。ぜひ足を運んで、多くの発見を楽しんでください。