2025年度 新入社員調査:新たな門出を迎える若者たちの心境
ALL DIFFERENT株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:眞﨑大輔)とラーニングイノベーション総合研究所は、2025年に企業へ入社する新入社員に対する入社直前意識調査を実施しました。調査は2025年の1月21日から3月7日にかけて行われ、273名を対象とした結果を以下に展示します。
調査結果の概要
調査結果からは、社会人として新たなスタートを切る新入社員たちが抱く多様な感情が浮かび上がりました。特に、76.9%が「不安・心配」と回答しています。一方で、99.3%が「この会社で頑張ろう」とポジティブに捉えている点が興味深い結果となりました。
1. 社会人になることへの不安が76.9%
社会人になる不安を抱く傾向が強く、76.9%の新入社員が「不安・心配」を感じていました。これは彼らが新しい環境に飛び込むことに対する不安から来ているのかもしれません。次いで、「嬉しさ・楽しみ」は48.4%、「焦り・緊張」は47.3%であり、入社前に感じる様々な感情のバランスが伺えます。
2. 不安の内容は自己能力の不安が最多
入社にあたっての具体的な不安内容について見ると、「自分の能力で仕事についていけるか」との回答が71.8%に及び、最も多くの新入社員が外部からの期待と自己評価との乖離に悩んでいることが示されました。
次いで、「しっかりと成果を出せるか」が52.0%、また「先輩や同期との人間関係」に関する不安も46.2%と高い割合を占めました。
3. 抗えないチームプレイヤーの意識
新入社員の99%以上が「この会社で頑張ろう」という意欲を持ち、その内訳は「とてもある」が76.6%、「どちらかといえばある」が22.7%という結果でした。この現象は、彼らが職場の期待に応えたいという強い思いを抱える一方で、自らの不安をも感じているということでしょう。
4. 学びと成長の期待が7割
さらに、入社先での期待について質問したところ、「色々なことを学び成長できる」との回答が70.0%を占め、続いて「給料がもらえる」が58.2%と、実に多くの新入社員が知識と経験の蓄積を重要視していることが重点的に浮かびました。
まとめ:新入社員を支える重要なサポート
調査によって新入社員が抱える不安が多様でありながらも、一方でポジティブな意欲を持っていることが明らかとなりました。こうした彼らを支えるためには、業務におけるサポートが不可欠です。
特に重要なのは、業務の入り口での適切なアサインと出口での具体的なフィードバックです。新入社員とのコミュニケーションを密にし、彼らの成長を助ける環境を整えることが必要です。
新入社員が成長を実感し、安心して業務に取り組むためには、上司や先輩がそのサポートを行うことが重要になります。今後、各企業が新入社員の成長を促進するための取り組みを一層強化することが求められます。こうした取り組みが成果として現れることを願ってやみません。