日本初の低糖質ココナッツクリームが登場
インドネシア産の業務用ココナッツクリームとココナッツクリームパウダーが、日本において初めて「ロカボマーク」を取得したことが大きな話題になっています。このロカボマークは、一般社団法人 食・楽・健康協会によって認証された、1日の糖質量が20gから40gに収まる商品に与えられます。
ココナッツと低糖質の関係
特にココナッツミルクが低糖質であるという認識は、日本国内ではあまり広まっておらず、その可能性を語られる機会は少ないのが現状です。しかし、海外ではココナッツ製品を使用した低糖質食品が多く、スーパーで手に取ることが可能になっています。これを受けて、日本市場でもココナッツクリームやクリームパウダーを活用した低糖質商品の需要が高まる余地があることが分かります。
Sambu Groupの役割
この低糖質ココナッツ製品のサプライヤーであるSambu Groupは、1967年に設立され、世界最大規模のココナッツ製品メーカーです。インドネシアに位置する彼らの工場では、新鮮なココナッツを使って「FSSC22000」の国際規格に基づいて製品を加工しています。この取り組みは、食品安全性だけでなく、環境に優しいサプライチェーンの構築にも寄与しています。
プラントベースのココナッツ
ココナッツクリームは原材料が完全に「ココナッツ」だけであるため、プラントベースフードとしても利用することができます。二酸化炭素排出量や水使用量も低いため、環境負荷の少ない選択肢として注目されています。特にココナッツクリームパウダーは、乳由来の材料を使用することなく、植物由来のヘルシーなオプションを提供します。
多彩な使用用途
ココナッツクリームおよびクリームパウダーは、様々な用途に対応します。エスニック料理では、ココナッツミルクが香辛料と組み合わさり、まろやかさと辛味を引き出します。また、製菓や製パンでは、クリームの独特な風味を活かして新しいお菓子やパンのレシピを生み出すことができます。
飲料やアイスクリームへの活用
さらに、ココナッツクリームは健康的なプラントベース飲料にすることができ、ピニャコラーダのようなカクテルやデザートとしても使用可能です。アイスクリームとして提供することで、エスニックなリゾートの雰囲気を楽しむこともできます。
製品ラインナップ
- - インドネシア産ココナッツクリーム(20kg): 高温殺菌によって加工された無菌充填パックの商品で、脂分は24%以上です。
- - インドネシア産ココナッツクリームパウダー(15kg): スプレードライによりパウダー状になっており、脂分は65%±5%と高濃度です。
まとめ
食品市場において低糖質商品へのニーズは増えつつあり、特にココナッツ製品はその可能性を秘めています。イノベーションを続ける明治フードマテリアの取り扱うココナッツクリームは、今後どのように市場を変えていくのか注目が集まります。