こども宅食の挑戦
2025-07-01 11:07:57

こども宅食が挑む孤立と貧困の問題への新たな一歩

こども宅食 応援団が描く未来への道



一般社団法人こども宅食応援団は、2025年7月1日からふるさと納税を活用したクラウドファンディングを開始することを発表しました。この取り組みは、孤立や貧困の問題に立ち向かうもので、こども宅食サービスによって経済的に困難な家庭に定期的に食料を届けることを目的としています。

こども宅食の背景と目的


こども宅食は、経済的な苦境にある子育て家庭に向けた支援を提供し、その中で家庭との信頼関係を築きながら、地域における見守り活動を行う事業です。このサービスは、子どもたちが少しでも安心して成長できる環境を整えるためのものであり、広く一般に知られるようになるまでには、様々な努力が必要でした。さまざまな課題を抱える家庭への支援の一環として、こども宅食応援団は2018年に設立され、これまで約4,200名の支援者の協力を得て活動を続けてきました。

クラウドファンディングの詳細


2025年のクラウドファンディングにおいては、目標額は2,000万円で、寄付募集期間は7月1日から12月31日までと定められています。この資金は、全国にこども宅食を展開するための助成事業に使用されるほか、実施団体への伴走支援、ノウハウの提供、研修会の開催、学び合いの場の運営など、多岐にわたるプロジェクトに寄与します。具体的には、家庭への直接的な支援を通じて、困っている家庭の状況を把握し、必要な情報や適切な支援を結びつけます。

孤立の現状とこども宅食の意義


孤立している家庭において、SOSが見えない問題は深刻化しています。経済的困難や心理的障壁、周囲の偏見が複雑に絡み合うことで、多くの家庭が必要な支援を受けられずにいます。こども宅食利用家庭からの調査結果もこの現実を裏付けており、必要な支援メニューの多くが利用されていないという結果が出ています。これに対処するため、地域のボランティアが家庭に出向き、直接的な支援を行うことが求められています。

地域支援に向けた取り組み


こども宅食は、地域社会との連携を強めながら、定期的な「食のお届け」を通じて、家庭とのつながりを育むことを目指します。LINEなどを利用したコミュニケーションが、そのプロセスにおいて重要な役割を果たします。日々のやり取りを通じて、家庭の状況の変化を把握し、必要に応じた情報や支援に結びつけることが可能になります。

全国展開を目指すこども宅食


こども宅食の取り組みは、2018年の発足以降、徐々に全国に広がりを見せています。2024年には日本全国47都道府県での実施が見込まれ、実際に1,718市町村までその範囲が広がることを目指しています。しかし、現時点でのこども宅食の普及状況は依然として課題が残っており、全国の子どもの貧困問題は依然として深刻です。約200万人の子どもたちが相対的貧困に苦しんでおり、こども宅食のような伴走支援型のサービスが必要とされています。

こども宅食応援団の活動と支援のお願い


こども宅食応援団は、地域課題の解決に向けたNPO等のサポートを行っています。佐賀県では、CSO(市民社会組織)の誘致活動により地域課題解決に取り組み、寄付者が特定のCSOを指定して寄付できる仕組みがあるため、資金調達の可能性を高めています。このように、寄付者の皆様からの支援が、こども宅食の普及と、子どもたちを救うための力となることでしょう。ぜひ、こども宅食応援団の取り組みにご協力をいただければと思います。

詳細はこちらをご覧ください。


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会社情報

会社名
一般社団法人 こども宅食応援団
住所
佐賀県佐賀市呉服元町2-15COTOCO215
電話番号
03-4346-0752

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